プラネタリウムで結婚式

2009年5月に大阪府堺市にあるプラネタリウム施設「ソフィア・堺」で結婚式を挙げました。その顛末を紹介します。

プラネタリウムで結婚式 Part.1(準備編その1)
プラネタリウムで結婚式 Part.2(準備編その2)
プラネタリウムで結婚式 Part.3(準備編その3)
プラネタリウムで結婚式 Part.4(当日編その1)
プラネタリウムで結婚式 Part.5(当日編その2)
プラネタリウムで結婚式 Part.6(当日編その3)

もし

「私たちもプラネタリウムで結婚式を挙げたい!」

という方々のご参考になればと思います。

また

「自分たちだけでは不安」

という方々は、お問い合わせ頂ければ、様々なアドバイスを行う事も可能です。もちろん、それなりの対価を頂けるようでしたら、コーディネートもさせて頂きます。(めっちゃ営業トークですねw)

プラネタリウムで結婚式 Part.6(当日編その3)

さぁ、披露宴です。

披露宴前に新郎新婦はお色直し。そのため、19時から始まる披露宴ではありましたが、新郎新婦が会場へ入るのは19時15分くらいになります。なにしろお色直しが終わった後、カラードレスでの写真撮影もありますし。

そこで!

相 方のアイデアで、引き出物として渡していた「秘密箱」をみんなで開けてみよう!というイベントをやってもらう事にしました。すぐに分かる人は1分もあれば 開けてしまうんでしょうけど、分からない人はなかなか開けられないんですよね、あれ。なので、70人もの人間がいれば、それをネタにして15分くらいは間 が保つだろう、と。

そして入場。こちらもBGMは最後に出している感じですが、まぁ何というかマニアックというか(苦笑)

入場後は新婦による挨拶。そして友の会の人にお願いして乾杯。その後はケーキ入刀へと進んで行きました。
ケー キ入刀が終われば、しばらくは歓談タイムです。本当はしばしの歓談の後、どういった人たちが来ているのかを紹介するコーナーを作る予定だったのですが、と てもではありませんが、そんな余裕はなし(汗)。みんな、盛り上がりすぎ。あ、普段スカートをはかない新婦のドレス姿が物珍しいというのも理由にあったん ですけどね。

適当な時間になったら、私の先輩で二胡を演奏できる方に一曲披露していただきました。曲目は
「ジュピター」
です。曲がかぶらんで良かった~。BGMをアニメで固めた甲斐がありました(爆)。

そして新婦による両親への手紙。ところが、途中から調子の悪くなっていた音響装置がついに動かせなくなり、本来ならしんみりした曲を背景に話すはずだったのですが、相方の口調が口調だったため、本人曰く
「ただのお笑いになってもうた~(苦笑)」
だそうな。まぁ、確かにあのしゃべりやとなぁ。

で、私が締めの挨拶。まぁその後、結婚式にはつきもののちょっとしたイベントがありましたが、何とか無事に終わりました。

使った曲目は下記の通りです。

入場「JOY OF LOVE, forever/コメットさん☆BGM集II」
ケーキ入刀「未来の二人に/機動戦士ガンダム 第08MS小隊」
歓談「アルフィンのテーマ/交響組曲クラッシャージョウ」
「PLANETES/PLANETES OST2」
「静かなる平和の調/交響組曲 機動戦士ガンダムSeed」
「木製飛行機/ターンA the Concert」
「軍靴の記憶/ターンA the Concert」
「ROMANTIC SPACE/Good Morning ALTHEA」
「美しき大島/a flower in eurasia:tingting」
「Spring Canon/a flower in eurasia:tingting」
「Kingdom of wind/天地乃響:天地雅楽」
「流氷/Circle in the forest:Asturius」
「聡明なる女神の艦/交響組曲 機動戦士ガンダムSeed Destiny」
「剣無き黄昏の大地/交響組曲 機動戦士ガンダムSeed Destiny」
「Circle in the forest/Circle in the forest:Asturius」
新婦からの手紙「春を知らせるもの/続・夏目友人帳」
お開きの挨拶「エンド・タイトル/交響組曲クラッシャージョウ」

プラネタリウムで結婚式 Part.5(当日編その2)

大音量でOVA「ジャイアントロボ」の曲が流れ始め、相方とタイミングを見計らって、いざ入場です。このタイミングではスポットライトが明るいので、星は出していません。

ソフィア・堺は傾斜ドームですので、入り口は一番前の低いところの左右に2カ所、そして階段を上った中段に左右2カ所あります。今回は中段の左側から入場しました。

場内に入って一礼。少し歩いて、中段から下側、ステージに近い方に座っている親族席に一礼。反対側の上段側に一礼。
そのままプラネタリウム本体の横を歩き、ステージに向かう階段の手前で立ち止まって、下側に一礼、上側にも一礼。

その後、階段を下りてステージに向かいます。が、相方はタダでさえ足下が見えない上、ヴェールにスポットライトの光が当たって、何も見えない状態(だったらしい)。
とにかく倒れないように、こけないように手を取って支えながら何とかステージまでたどり着きました。

そして真っ先にお互いの紹介と共に、生まれた日の星空を出して、その日見えていた星や星座を紹介していきます。その間、我々も座席に座って見上げていました。

続いては二人の軌跡をアルバムから抜粋した写真で紹介。これは私が前日までかかって何とか作り上げたDVDとして上映しました。

アルバムDVDが終わると、メインイベント。誓いの言葉と指輪の交換です。これを何とかクリアし、退場。

退場後は、再びドーム内に戻って全体集合写真を撮影し、引き出物を渡して来賓を見送った後、家族写真の撮影です。

これでプラネタリウム内のイベントは全て終了しました。次回は披露宴の話になります。

おまけその1
交換した指輪、その指輪ケース、そしてウェディング・ベアは相方のこだわりが凝縮されています。その様子を別ページに準備しましたので、そちらもご覧下さい。
パソコン向け
携帯電話向け
 

おまけその2
当日、プラネタリウム内で使用した曲の一覧も紹介しておきます。

入場「国際警察機構/管弦組曲ジャイアント・ロボ」
新郎の紹介「HORIZON/コメットさん☆BGM集Ⅰ」
新婦の紹介「永遠ブルー/
聖闘士星矢ピアノ・ファンタジア」
二人の軌跡「10 YEARS AFTER/機動戦士ガンダム 第08MS小隊」
誓いの言葉・指輪の交換「LET THERE BE LIGHT/飛行夢:ZABADAK」
退場
「抜錨(ダイセーレ)!/星界の紋章」

プラネタリウムで結婚式 Part.4(当日編その1)

ようやく当日です。

まぁ、「朝からメールマガジン出してました」とか、「午後から大阪市立科学館で講師してました」とかいうのはとりあえずおいといて…

現地に着いたのは16時ちょっと過ぎ。まずは荷物を控え室に置いて、受付の設置のお手伝い。16時半に来るはずの受付をお願いした友人達に説明できるよう準備を始めます。同時に、相方が持ってきたウェディング・ベアも持ち出し、これも並べてもらいます。

続いて引き出物を出口の所に準備してもらった机に並べていきます。来賓用と親族用と相方の会社の専務用とでキッチリと分け、全部を並べ終えると16時半になりました。

ここでやってきた受付メンバーに合流してやり方を説明。

そのあと、司会などをお願いしていた声優3人娘がやってきましたので、こちらにも説明の上、プラネタリウム内でリハーサルをやってもらいます。

さらに写真をお願いしていた方、スポットライトをお願いしていた方に内容の説明とお礼を渡し、次いで、披露宴の司会をお願いしていたメンバーにも謝礼を渡して、急遽欠席になったメンバーを伝えます。

再び受付に戻ると、披露宴で二胡を演奏して下さる先輩が来ていましたので、曲がダブっていない事を確認。我々がBGMをマニアックにしたおかげで、全然かぶってませんでした(爆)。

そうこうしているうちに、私が着替えを始める17時半になります。ここで控え室に戻って着替え開始。この頃には、16時過ぎからメイクと着付けが行われていた相方も準備完了。

17時45分くらいに親族が会場に向かった後、

「あー、あと10分で開始かぁ。さっさと始まってくれへんかなぁ」

と、やきもきしながら待っておりました。

そして17時55分。遂に会場に向かって移動開始。入場の曲がかかるのを二人して待っていました。

そして遂に、司会の言葉がかかって、曲がスタート!

というところで、次回に続きます。

ポイント7
新郎は着替えが楽な分、当日は直前まで働くべし!

プラネタリウムで結婚式 Part.3(準備編その3)

準備編その3です。今回は衣装関係などです。

ソフィア・堺は当然貸衣装なんかやっていません。そこで、近くの衣装屋さんで借りる事にしました。
ソフィア・堺の最寄り駅である泉北高速鉄道の深井駅のそばに、クオーレという結婚式のコーディネートをやってるところがあり、ここが貸衣装もやっているのを発見しました。

そこで、このお店に連絡を取り、何度も足を運びました。ま、式場のソフィア・堺と同じ駅ですから、全部の打ち合わせを兼ねて行っていたので、それほど苦ではなかったわけですが。

衣装に関しては、男性の衣装はまぁどうでもいいわけで、重要なのは新婦のドレスです。今回はウェディング・ドレスとカラードレスを1着ずつ借りる事にし、選び始めます。

ウェディング・ドレスは相方が一番気に入ったものが、残念ながら式の当日には既に予約が入っているという事で、次点のドレスになりました。
一方、カラードレスの方は、当初、相方は自分の好きなオレンジ系の色を見ていましたが、その間にふらふらとしていた私の目にとまったのが、ワインレッドのドレス。頭の中でシミュレーションしてみると、結構大人っぽくてシックな感じになる感じが。

「おーい、ちょっと来てみ」
「何?」
「こいつはどう?」

みたいな感じで試着すると、これがまた似合う事! 相方も気に入ったようで、これが採用となりました。RB星さんのブログに撮っていた、あのドレスです。

あー、そうそう。ここでポイントを一つ。

ポイント5
プラネタリウムには貸衣装やメイクはないので、出来れば式場の近くで探す必要あり。大抵のお店は出張費用を払えば、メイクや着付けを出張でやってもらえます。
その際、プラネタリウムの入っている館に、控え室として使える貸し部屋があるとなおベター。

さて、最後の準備ポイントです。

こうやって、会場、衣装などを揃えたわけですが、当日のスケジュールだけでなく、当日の人の配置も考えなければなりません。
もちろんプラネタリウム館は大人数のスタッフがいるわけではありませんので、受付なんかは来てもらう友人知人にお願いしなければなりません。
のみならず、直前に発覚したのですが、それなりの広さの施設だと、式を行うプラネタリウムと披露宴を行うレストランなどの間を誘導する人も必要となります。
我々の場合はプラネタリウムの中でスポットライトを操作するのも友人に頼みましたので、最終的に式を手伝ったいただいた人数が10人くらいになりました。

ですので、それなりに動いてくれる友人が10人程度はいた方が良いでしょう。

ちなみに、我々の場合は、以下を友人や知人にお願いしました。

■式
司会(友人でプロの声優)
星空解説(友人でプロの声優2名)
スポットライト操作(友人)
プラネタリウム操作(ソフィアのスタッフ+友人でソフィアの元職員)
受付(友人2名)
誘導(友人3名)
家族写真(友人でプロのカメラマン)

■披露宴
司会(友人2名)
二胡演奏(大学の先輩)

こうしてみると、当日は結構プロの手を借りているのがわかります。まぁ、別に司会なんかはプロに頼まなくてもいいんですけどね。

ポイント6
プラネタリウム館はスタッフの数に限りがあるので、出来る限り友人に手伝ったもらいましょう。というか、手伝ってくれそうな友人を優先的に呼ぶようにしましょう。

次回はようやく式に入ります。

プラネタリウムで結婚式 Part.2(準備編その2)

さて、準備編その2です。

場所が決まると、実際に内容を詰める段階に入ります。決める必要があるのは、式の内容と呼ぶ人数です。まずは呼ぶ人数から考えましょう。

プラネタリウムには当然定員があります。これは館によって異なります。ですので、まずは定員を確認しましょう。我々が式を行ったプラネタリウムは座席数が170あります。つまり最大170人入るわけです。
逆に言うと、もし来賓を30人くらいしか呼ばなかったら、会場はすかすかになってしまいます。なので、会場がそれなりに埋まるように、呼ぶ人数を調整しないと行けません。

ただし、ソフィア・堺の場合は、近くに披露宴というか二次会というかを行える場所がありません。というか、館に併設されているレストランを使うのが 一番、移動などの手間を省けるし便利です。他のお店を使うとなると、徒歩で10分以上は歩く事になります。これはさすがにちょっとね。
併設されているレストランの定員は70名程度。ですので、式に呼ぶ人数も70人としました。これならプラネタリウムも4割くらいは埋まりますし、ドームの端っこの、見えにくい場所を封鎖してしまえば、半分以上埋まる感じがして、ちょうど良いはず。
逆にそれ以上呼んでしまうと、プラネタリウムは埋まって良いのですが、式が終わったらそのまま帰っていただく方を作る事になってしまうため、かなり不義理な感じになります。えすので、70名というのはギリギリの人数でもあったわけです。

70人の内訳は、

我々2人+親族11名
大阪市立科学館友の会から15名程度
新郎と新婦の友人知人で40名

としました。そうすると、あとはソフィア・堺のスタッフの方々などもお呼びする事が出来るだろうと考えたわけです。

ポイント3
プラネタリウムの定員はかなり多い場合がある。定員一杯まで呼んでしまうと式だけで披露宴に参加できない人が出るし、披露宴の人数があまりにも少ない会場だと、プラネタリウム内がすかすかになってしまう。バランスが大事!

そして内容です。こっちは人数の決定ほど楽ではありませんでした。

あの暗いスペースでいられるのはせいぜい45分。集合写真をどのタイミングで撮影するのか?などをいろいろ考えると、30分程度で終わるのが望ましいでしょう。
実際にチャペルで行う式も、1時間もやることはほとんどなく、せいぜい20~30分だと思いますし。

次に演出です。是非やりたいのは、新郎新婦それぞれが生まれた日の星空を映しだし、どんな星が見えていたのかを解説してもらう事。場合によっては、結婚式当日の星空を出してもらうのも良いでしょう。

我々の場合は、私がその分のシナリオを書きました。一応、元プロですから、星空解説の原稿を書くのはお茶の子さいさいです。
普通のひとは当然書けないと思いますので、その際は館の人とよく相談して投影してもらう日付を決め、どんな星空解説になるかはお任せでも良いでしょう。

それと我々の場合は、良く披露宴なんかでやる、「新郎新婦が生まれてから今までのアルバム」をプラネタリウムのドーム内に映しだしてもらいました。
ソフィア・堺の場合はビデオプロジェクターを使って映しだしてもらいましたが、館によってはスライド投影機のプログラムを書いてもらわなければならないかもしれません。
もしプラネタリウム内でアルバム投影を行いたい場合は、館の人とよく相談しましょう。
ちなみに我々の場合は、プロジェクターのサイズを私がチェックし、その大きさに合うように、私がDVDを作りました。BGMを自分で選曲し、パソコンでビデオ編集を行って、持ち込む形です。
もちろん、それ以外にも、入場や退場の際に流れる曲、星空解説の際に使う曲、誓いの言葉の際に流れる曲などを全て自分たちで選曲して持ち込みました。
ただし、全部二人が所有しているCDで、レンタルで借りたり、ダビングしたりしたCDはないという、ちょっとだけ著作権法にも配慮しました。お金を取るわけではないのですが、微妙と言えば微妙な使用方法ではあるので、なるべく法律違反にならない範囲を模索したわけです。

そうそう、式の流れは下記の通りです。

1.入場(暗い中、スポットライトの明かりだけで入場。星はどうせ見えないので投影せず)
2.新郎新婦が生まれた日の星空解説
3.二人のアルバム(星は投影せず)
4.誓いの言葉
5.指輪の交換
6.退場

星が出ていたのは、結局2.だけでした。もし入場や退場時も星を出したい場合は、足下にあまり強くない光量のライトを置くか、お客さんにペンライト を持ってもらって、それで照らしてもらう程度の灯りで行う必要があります。ま、みんな新郎新婦に注目していますから、星は出てても意味ないですけどね。

この辺も、実は5回くらいソフィア・堺のスタッフの方々とはお打ち合わせをさせていただきました。

ポイント4
結婚式当日の星空や、新郎新婦の生まれた日の星空は是非出してもらいましょう。それ以外の内容や、入退場時に星を出すかなどは、館の人と良く打ち合わせましょう。
ただし、彼らは結婚式のプロではないので、自分の意見やイメージを無理強いして押しつけてはいけません。

次回は衣装や披露宴の打ち合わせを報告します。

プラネタリウムで結婚式 Part.1(準備編その1)

これから何度かに分けて、結婚式の準備から式の様子までを連載していきたいと思います。特に今後

「プラネタリウムで式を挙げたい!」

という人たちの参考になるような点を中心に書けたらな、と思います。

まず今回、我々はプラネタリウムで式を挙げる事になったのですが、これはウチの相方の意見がかなり大きいです。

もともとは双方の家族だけで挙げたらいいじゃないか、という風に私自身は思っていたのですが、相方は
「自分たちらしい式」
というのにこだわりを持っていました。どこで行うかというのを考える際に、十数年前、私が和歌山県にある「かわべ天文公園」というところの研究員だったときに、

「ここで結婚式をしたいんですけど」

という相談を受け、私が窓口としていろいろ手配して行ったことがあった、というのを話したのがキッカケになりました。

「ウチもプラネタリウムで式をしたい」

相方がこれを言い出し、最後までそこにこだわったからこそ、今回の式は成功したのだと思っています。

正直、プラネタリウムは結婚式場ではありませんので、普通の結婚式場で挙げるような式は出来ません。ですので、どうしてもプラネタリウムで式を挙げ たい場合には、結婚式場で挙げる式のイメージは捨てていただく必要があります。従って、新郎新婦とも、そのことを理解しなければ、途中でめんどくさくなっ たり、イメージが違う!と摩擦が生じますので、そこのイメージをしっかりと共有しておく必要があります。

■ポイント1プラネタリウムでの式は結婚式場で行う式とは全く違う。ので、「スモーク」とか「シャボン玉」みたいな結婚式場で出来る演出は全て忘れる事!
そしてそのことを二人でしっかりと共有する事!

ポイント1をクリアした我々は、次の問題点である
「会場探し」
に着手しました。二人とも大阪市立科学館友の会の会員ですので、出来れば大阪市立科学館のプラネタリウムで出来るのがベスト、と考えました。
そして館に相談を持ちかけましたが、正直、色よい返事をいただけませんでした。理由は単純で、科学館の場合、大阪市の条例や運営している財団法人の定款で、科学普及目的以外の使用に大きな制限がかけられていたからです。

しかし大阪市立科学館がダメでも、関西の場合は幾つかの館が過去に結婚式を行っています。そのことを私は昔取った杵柄と言いましょうか、半分は仕事ですので知っていましたから、その中から選ぶ事にしました。

関西で結婚式をやった事のあるプラネタリウム
◆ラフォーレ琵琶湖
 ここはホテルに併設されたプラネタリウムですので、普通に行う事が出来ます
◆文化パルク城陽
城陽市の複合施設ですが、ここは星空ウェディングのパッケージを持っていますので、比較的敷居が低く、式をお願いしやすいです。ただし、場所がね…
◆東大阪市立児童文化スポーツセンター(ドリーム21)
 ここはどういった経緯だったのかはわかりませんが、昔仕事で行ったときに館の方が「このあいだ結婚式をやってねー」と言っていました。なので、やろうと思えば可能なはず。
◆すばるホール(富田林市)
富田林の複合施設です。ここは天文雑誌に結婚式を挙げた人の記事が載っていた事があります。
◆かわべ天文公園
私の元職場。私がセッティングをしたのですから、やろうと思えば今でも出来るはず。
◆ソフィア・堺
堺市の複合施設。もしかしたら出来るんじゃないかなぁ?と思って知り合いの職員に連絡したら「一度やったことがあります」との返事が。

今回はこの中から、会場までの距離や、同じ施設内で披露宴まで出来そうな所を考えて、ソフィア・堺を選びました。

基本的には、複合施設に入っているプラネタリウムが狙い目です。「科学館」と名前が付いていたり、教育委員会が直接所有しているプラネタリウムは、大阪市立科学館のように条例などで使用目的を制限されている可能性が高いので、お願いは出来ないと考えた方が無難でしょう。

またソフィア・堺の場合、ホールも持っていますので、照明器具などもそちらから持ってくる事が出来ます。そういう施設が併設されているところは狙い目かもしれません。

■ポイント2
どのプラネタリウムでも結婚式が出来るわけではない。「科学館」「教育」という言葉が施設名に入っているところはお願いできないと考えた方が良く、相談を持ちかけやすいのは、ホールなどが併設されている複合施設。

次回からは、実際に打ち合わせや式を行うに当たっての準備などのお話しをして行きます。

間違いだらけの天文学 その1 太陽系

下の文章には幾つかの「誤り」「ニセ科学的ネタ」をわざと含ませています。どこが間違いかわかりますか?
ただし定義や数値は正しいものとして、それ以外のところから探してみてください。

 

私たちの太陽系は、中心に恒星である太陽があり、その周りを8つの惑星、5つの準惑星、無数の太陽系小天体が公転しています(2008年9月27日現在)。
私たちの太陽の周りを公転している天体を惑星、準惑星、太陽系小天体の3つに分類するというのは、2006年8月にプラハで行われた第26回国際天文学連合総会において、「惑星」を次のように決定したのが基になっています。

1)自己重力が分子間力を上回って静水圧平衡の形状(ほぼ球形)をとるのに十分な質量があり、
2)恒星の周りを巡る軌道にあって、かつ恒星でも衛星でもなく、
3)その軌道周辺で他の天体を一掃してしまっているもの

「惑星」はこれら全てを満たす必要があり、3番目の条件を満たさない天体は「準惑星」、2番目も満たさない天体は「太陽系小天体」と分類します。「衛星」などの定義はまだ決まっていません。
これに従い、これまで「惑星」とされてきた冥王星は新たに発見されたエリスと共に「準惑星」ということになりました。実は総会での採決の前に委員会内部で

「冥王星を惑星として残すべきかどうか?」

などについて相当やりとりがあったらしく、実際に3番目の条件は冥王星を惑星から外すために付けられた条件と言って良いでしょう。
何故なら冥王星の外側には準惑星の候補天体が既に数多く見つかっています。2008年7月に準惑星として認定されたマケマケ、9月に認定されたハウメア以外にも、ヴァルナ、イクシオン、クワオアー、2002 AW197、2002 TX300、セドナ、オルクスなどが候補として挙がっています。
他にも小惑星帯(すでに小惑星という呼び名は正式なモノではなくなりましたが)にも、準惑星セレス以外に、パラス、ベスタ、ヒギエアなどが候補として名を連ねています。
でももしこれらが全部惑星になっていたら、それはそれで大変なことになっていたんでしょうね?皆さんは覚えきれますか?

さて、とはいえこの「惑星の定義」にはいろいろな問題が指摘されています。特に3番目の定義はかなり難しい判断を迫られます。これは本来、

「同一軌道内に他の惑星サイズの天体を持たない、または他の小天体に対して重力的に多大な影響を与える天体」

という意味を含ませています。これを厳密に解釈すると、例えばアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に出てくるガミラスイスカンダルは二重惑星と言われてきましたが、3番目の条件を満たしているとは言えないため、「二重準惑星」という定義になってしまいます。
また冥王星に比べてもかなり大きい衛星カロンは、冥王星とのコンビで「二重惑星と呼んでも良いのでは?」と言われてきましたが、これも「二重準惑星」というのが正式な呼び方になります。
太陽系最大の惑星である木星も、確かに他の小天体に対して非常に大きな重力を及ぼしていますが、同じ軌道上(で60度離れたラグランジュポイント)に「前方トロヤ群」「後方トロヤ群」という2つの小惑星群があるため、「他の天体を一掃している」とは言えないのが現状です。

2番目の定義にも様々な問題点が投げかけられています。
木星よりも80倍以上重たい星は中心で核融合を行って自ら光り、恒星と呼ばれますが、13倍から80倍までの間の星は核融合を行わない「褐色矮星」とされています。褐色矮星は恒星ではないため、恒星の周囲を公転すると惑星ということになるのか?というのは未決定のままです。特に時々話題にのぼる、オールト雲の中に存在する「ネメシス」については、その質量から褐色矮星である可能性が高く、惑星と呼んで良いのか議論が分かれます。

ただし衛星については大きさに関係なく、惑星、準惑星、太陽系小天体の周りを公転していれば衛星となります。実際、木星の衛星ガニメデは半径が2631km、土星の衛星タイタンは2575kmと、いずれも惑星である水星(半径2440km)よりも大きいにもかかわらず「衛星」とされています。また土星などの環についても、現在では無数の小天体から出来ていることがわかっていますので、「衛星」として扱われています。

ところで、これらから考えると実は地球も惑星と言いきって良いかどうかはかなり微妙です。月は1番目の条件を満たしていますし、衛星としてはかなり大きい天体です。地球と月の共通重心は今でこそ地球の中に収まっていますので「月は地球の衛星」という事に異論を挟む人はいませんが、距離が今の倍になると共通重心が地球の外に出てしまいますので、厳密な意味では

「月は地球の周りを回っている」

とは言えなくなってしまいます。こうなると地球も準惑星として扱われるようになるかもしれません。