今日の我が家本紹介はこれです。
「光の物理」 小林浩一著、東京大学出版会刊
いつ買ったのかは定かではないのですが、たぶん「理科ねっとわーく」向けのコンテンツ制作の際に、何か上手い説明方法がないか、などの参考にするために購入したような気がします。
何故、反射や屈折は起こるのか。そもそもどうして物は見えるのか。
そういうことを歴史的な経緯も踏まえて説明する必要がありましたので、参考にしたんだろうと思っています。
(いや、これも参考にしたのは間違いないのですが…)
「プラズマ物理入門」
今日の我が家本紹介はこれです。
「プラズマ物理入門」 内田岱二郞著、丸善株式会社刊
昨日は星間物理学を紹介しましたので、その繋がりで。これ、大学院の時の講義で使われたテキストです。物理学科の講義でしたが、天文というか宇宙物理の人間としてはこれは重要ですので。
ちなみにこれのおかげで、密度勾配のあるプラズマに電磁波が入射した際に、屈折角は波長依存性を持つことを知りました。このことから、重力レンズ天体を観測した際、もし星間ガス雲を通って来ると、観測波長によって位置がずれて見えるはずだという計算をしたことがあります。
ただし、結構濃密、つまり密度の高いガス雲である必要があり、位置のずれを発見するのは難しそうだと思いましたね。
もう一回、計算し直してみようかなぁ。
「国立博物館物語」
今日の我が家本紹介はこれです。
「国立博物館物語」 岡崎二郎著、小学館刊
生物の進化に関するネタで構成されたコミックです。化石のクリーニングに始まり、進化のシミュレーションなど、様々な生物ネタで満ちあふれています。
また、恐竜時代のみならず、今の生物にも焦点を当てているところが面白いですね。ホンソメワケベラの生態とかね。
「科学はなぜわかりにくいのか」
今日の我が家本紹介はこれです。
「科学はなぜわかりにくいのか」 吉田伸夫著、技術評論社刊
科学者の基本的な考え方というのがあります。それは
「結果を疑うこと」
です。何か新しい発見があったとします。しかし、まずはそれを疑います。過去の何かに類似していないか。データの解釈に誤りが無いか。観測の方法や実験手順に誤りが無いか。新しい発見などと言うのは、そうそう発生するものではありません。大抵の場合、実験ミスやデータの解釈ミスです。それらをトコトン疑った上で、次へ進むのです。
そして、自分ではない他の誰かも同じ結果を出してくれることを望みます。そうして初めて、それが新しい発見であると言えるようになるからです。
こういう考え方をしているので、まずはどんなことでも疑ってかかります。それが仕事だからです。でも一般の人にはそんなことは分かりません。だから分かってもらいにくいわけです。
この本を読めば、その辺の考え方を知ってもらえるのではないかと思います。
「ソードアート・オンライン」
今日の我が家本紹介はこれです。
「ソードアート・オンライン」 川原礫著 KADOKAWA刊
そろそろこれを紹介するタイミングですかね。昨日紹介した「Beatless」とはAI繋がりでもありますが、どちらかというとVR系。
この作品の面白いところは、VR空間の中の人生こそが自分にとっての現実であるという意識が出てきたり、ボトムアップ型のAIが完成したら、それは果たして人間とどう違うのかという話が出て来たり。
あと、メデュキボイドという終末期医療を目的とした端末など、VRの活用方法を様々に提案してくれるところも、非常に大きなビジネスのアイデアになります。
ちなみにそのメデュキボイドが出てくる7巻。泣かせに来てますよね、完全に。でも結構好きな話だったりします。学校の在り方にも少し提言がありますしね。

「Beatless」
今日の我が家本紹介はこれです。
「Beatless」 長谷敏司著 KADOKAWA刊
AI(人工知能)関係をやっていると避けられない小説だと考えています。
舞台は22世紀の日本。AIを超える超高度AIが完成し、様々に利用されている時代に、人間は何をするべきかを問うた作品です。
たぶん何も考えないのであれば、超高度AIに全部判断を委ねてしまえば良い。でもそうではないと思っているなら、人間は自分達の決めるべき事を
「ケースバイケースで」
などと誤魔化さずに、何らかの基準と考えの筋道を示し、合意するべきなのでしょう。これが作品内では
「人間に残された宿題」
と呼ばれます。宿題を取り上げられるのがイヤなら、自分で解くべきだという登場人物の言葉が心にしみます。
「理系あるある」
今日の我が家本紹介はこれです。
「理系あるある」小谷太郎著 幻冬舎刊
うん、確かに「あるある」ネタが多いですね。ものすごく身に覚えのある内容が…
ただし、工学系の人の話は、私が理学系であるために、ちょっと分からないものも多かったです。ハンダの臭いとかはわかるんですけどね…
もしかしたら医療系とかが入ってくると、もっと別の「あるある」ネタが出てくるのかも知れません。
「錯覚の科学」
今日の我が家本紹介はこれです。
「錯覚の科学」菊池聡著 放送大学刊
東京にいたとき、夜は1人でヒマでしたので、よく放送大学を観ていました。その際に好きだった「錯覚の科学」のテキストを購入していました。
人間の脳の中で、見たものがどの様に変換されて認識に至るのか?というのがテーマだったわけです。
実はこれ、言葉でも同じです。耳から入って聴いた内容がどのように認識されるのか?
人間の認識をだますやり方というのは結構あります。言葉の内容と視覚から得た内容が異なる場合、視覚からの情報が優位になる事がわかっています。ですから、手の動きなどのノンバーバルコミュニケーションをはじめ、錯覚を上手く使えば、いろんなだまし効果が得られるわけです。
