「Vivy Prototype」

今日の我が家本紹介はこれです。

「Vivy Prototype」 長月達平・梅原英司著、マッグガーデン刊

アニメ「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」の小説版です。人間とAIとの戦争を避けるため、AIを滅ぼすAIとして100年に渡って活動しようとする物語です。

AI推進派に対して、AI嫌悪派がテロ活動を行うのは「BEATLESS」と同じです。異なるのは、AIに人権が与えられていたり、AIと人間が結婚していたり。そういう意味ではかなり対等な感じになっています。

にもかかわらず、どうして戦争が起こったのか大変不思議です。まぁ、人間がダメダメで、愛想を尽かされた可能性もなきにしもあらずですが…その辺は物語が進んで行くに従って、徐々に見えてくるのでしょう。もう少し、アニメの進展も注視してみたいところです。

「化学で捗る魔術開発」

今日の我が家本紹介はこれです。

「化学で捗る魔術開発」 瓜生久一著、双葉社刊

化学の知識か物理の知識があると、確かにこの辺は理解できます。物理系および工学系の知識については以前
「俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する」
を紹介しましたが、今回は化学です。しまも無機化学・有機化学両方ですが、どちらかというと有機化学の方が製薬に繋がりますので、かなり有望です。

あとは冶金とか素材開発系も役に立ちそうだなぁと思いますが、よくよく考えると、別に魔術とくっつけなくても物理や化学が分かっていると便利だなぁ、というのは
「Dr. STONE」
を見ていてもわかります。そりゃそうだ。

そういう意味では、地学はちょっと役に立つところが少ないかも知れない。気象分野と鉱物分野は役に立つだろうし、場合によっては地質学も役に立つかも知れない。でも天文学はほとんど役に立たんなぁ…暦ぐらいか。

「亜人ちゃんは語りたい」

今日の我が家本紹介は、これです。

「亜人ちゃんは語りたい」 ペトス著、講談社刊

吸血鬼、雪女、デュラハン、サキュバス、キジムナーなど、人のように見えるけど、過去には妖怪やモンスターに分類されていたものは、あくまでも、ちょっと特殊な人間、ということになっている設定です。

しかし、当然、普通の人間と同じ生活をするにはいろいろと問題もあって、苦労をします。
それても、
「それは個性だ!」
と言ってくれる先生がいるから、そしてそれを理解してくれるクラスメイトたちがいるからやっていけるという、完全に
ダイバーシティ&コンクルージョン
を体現した話です

まずはこの辺から、多文化共生を考えてみては?

「科学をいまどう語るか」

今日の我が家本紹介はこれです。

「科学をいまどう語るか」 尾関章著、岩波書店刊

著者から献本でいただきました。ありがたや。著者と最初に会ったのは、科学系のメンバーが集まった飲み会だったと記憶しています。もう20年ほど前でしょうか。天文教育系のメンバーが集まっていたその会で、
「いや、私からすると重要なのは『教育』であって、『天文教育』だけやることに意味は無いし、どうでもいいんですよ」
という話を私がし、それを聴いて
「面白い奴がいるなぁ」
と気にかけて下さるようになったとのことでした。

著者は、科学朝日の編集部を経て、最終的には朝日新聞の医療科学部長にまでなった方です。実際にいろんなところで科学談義を行いましたし、著者が主催した科学イベントにも呼んでいただきました。結構エキサイティングな話題も多く、大変楽しませていただきました。

そのため、この本の内容もそういう感じになっています。
「啓蒙から批評へ」
というサブタイトルは伊達ではありません。

今でも年賀状のやりとりをしておりますが、久しぶりに会って話をしてみたいものです。

「レンズデザインガイド」

今日の我が家本紹介はこれです。

「レンズデザインガイド」 高野栄一著、写真工業出版社刊

光学絡みで。写真も趣味で撮りますし、レンズも大好きなんですよ。だから、収差・色収差まで含めて、レンズっていうのはどんな感じで設計されていくのかを知りたかったんですよ。で、買って、読んでいました。

まずは単焦点レンズで収差関係の設計を学び、その後、ズームレンズのしくみまでをざっくり学べるようになっています。いやー、これいいっすよ。さすが写真工業の別冊です。

しかし、レンズの設計者ってこういうのをやってるんだなぁ…でも素材の屈折率を考えながらやらんといかんというのは、すごい。重力レンズも、細かいポテンシャルをいろいろと考えながらシミュレーションの調整をするわけですが、それでもここまでは…あー、でもカメラレンズの場合は軸対称設計だから、重力レンズよりはマシか。

「光学」

今日の我が家本紹介はこれです。

「光学」 石黒浩三著、裳華房刊

重力レンズなんぞをやっていると、光の通り道についてのことはいろいろとやらないといけなくなります。というわけで、他の物理系の書籍はなくても、光学だけはやらんといかんのです。

というわけで、これも他にいろいろとありますが、裳華房さんのものを紹介しておきます。

そうか、このシリーズって一般の人が学ぶにはちょっと難しい感じがするので、もっと優しい系の本を紹介するべきですかね…

「一般相対性理論」

今日の我が家本紹介はこれです。

「一般相対性理論」 内山龍雄著、裳華房刊

昨日の本に続いて、学習のために使っていました。テンソルを使っての時空間の記述や、ポテンシャルの表し方などを学んだ本です。いや、実際には他の本も幾つか使っていたのですけどね。

それでも同じシリーズですので、記載の方法が同じだろう、と。実際、著者によってもテンソルの書き方は若干変わったりします。当然途中式の書き方も微妙に違ったりするもんですから、独学で学ぶにはいろんな本を読み比べながらやるしか無かったんですよね。いやはや、そういう意味では大学時代に物理系の講義を受けるべきでしたね。まぁ、地学系でしたので、物理系の講義まで受ける余力は無かったんですけど…

「パラドックス大全」

今日の我が家本紹介はこれです。

「パラドックス大全」 ウィリアム・パウンドストーン著、松浦俊輔訳、青土社刊

天文学関係で「パラドックス」と言えば、有名なのは
「オルバースのパラドックス」
です。宇宙が無限に広く、悠久の過去から続いているとしたら、何故夜空は暗いのか?というものです。もちろんこの本にも
「オルバースの逆説」
として紹介されています。

この本は、このようなパラドックスを集めた本です。ただし、それを集めて紹介していると言うよりは、それらを例にして論理学についての解説を試みている本です。どちらかというと頭の体操に良さそうです。

もちろん、取り上げたパラドックスについても、どの様な内容なのかを軽く説明はしていますので、いろんなパラドックスをとりあえず知りたい方にもお薦めです。