「スノーボールアース」

今日の我が家本紹介はこれです。

「スノーボールアース」 ガブリエル・ウォーカー著、川上紳一監修、渡会圭子訳 早川書房刊

ここのところ科学系の本が続いていますが、これで一旦小休止です。明日以降は緩い本シリーズになります。

今回は全地球凍結を扱う「スノーボールアース」。地球全体が寒冷化し、全てが氷で覆われてしまったという仮説です。

実際、本当に全体が覆われてしまったタイミングがあったであろうと考えられています。ただし同時に、そこから回復する道筋も存在することが示されました。
そしてこの全地球凍結が、生物の爆発的進化を促したとされています。

また、全地球凍結に至らないまでも、かなりの低緯度にまで氷が進出した氷河期は何度かあったと考えられています。過去には考えられなかった仮説がどんどんと登場するのが、科学の面白さだと言えるでしょう。

「SYNC」

今日の我が家本紹介はこれです。

「SYNC」 スティーブン・ストロガッツ著、蔵本由紀監修、長尾力訳 早川書房刊

これですね、ホタルの発光が最初はバラバラなのが、だんだん揃ってくる理由を振動子を使ったフィードバックで説明しています。
これは心臓の細胞でも確認されていて、数学モデルが確立されています。

まぁ、この考え方はいろいろと応用も効きますので、ちょっと今の仕事にも応用したいものです。

「ゲノム敗北」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ゲノム敗北」 岸宣仁著、 ダイヤモンド社刊

今日はこれです。「常温核融合スキャンダル」に続いて、科学界の問題点を書いた書籍です。特にこの本は日本科学界の問題点を指摘したものです。

1980年代までは世界最先端だった日本のゲノム研究が、如何にして凋落したのか、が書かれています。
個人的には政治家の中に、科学技術に強い人材が少なすぎるのが問題だろうと考えています。
「科学技術立国」を標榜するのであれば、せめて官僚も政治家も理系出身者が半数はいないとダメでしょう。今回の新型コロナ対策でも、ドイツのメルケル首相をはじめとして、上手く対応が出来たのは理系出身トップがいたところが中心でした。

まー、日本は理系出身者がほとんどいないことが、今回のITシステムの整備遅れにも繋がっていますし、様々なところに弊害が出ていますね。
とりあえず、国会の資料は全部タブレットに配信することから
始めれば良いよ。紙は一切の例外を認めずに廃止で。

「ペンギンハンドブック」「ペンギンは何を語り合っているか」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ペンギンハンドブック」 ポーリン・ライリー著、青柳昌宏訳 どうぶつ社刊
「ペンギンは何を語り合っているか」 ピエール・ジュバンタン著、青柳昌宏訳 どうぶつ社刊

ペンギンに関する本を一挙2冊紹介です。ペンギンが好きで、去年長崎旅行をした際も、他の観光地よりも長崎ペンギン水族館を優先したほど。当然テレビでペンギンの番組があれば録画し、10年以上前に公開された皇帝ペンギンの映画があると聞けば見に行くという感じです。

長年見ているおかげで、フンボルトとケープとマゼランの違いはわかるようになりました。
それでもシュレーターとスネアーズを見分ける自信はまだないなぁ…

「人類が消えた世界」

今日の我が家本紹介はこれです。

「人類が消えた世界」 アラン・ワイズマン著、鬼澤忍訳 早川書房刊

もし人類がいきなりいなくなったら、世界はどうなるかというシミュレーションです。
数日後、数年後、数十年後、数百年後…と、時が経つにつれて人間が作ってきたものがどのタイミングで崩壊し、どの様に影響を与えるのかが記述されています。
巨大な橋などは数百年は保つものもありそう。だけど、地下は排水ポンプが止まるとすぐに水が浸入し、水浸しになってしまう。ということは、電気の止まったときが地下が水没を始めるタイミング。早ければ数日、遅くても1ヶ月くらいで浸水は始まるのでしょう。

プラスチックは、マイクロプラスチックが問題視されていますが、これは数千年は残るだろう、と。2008年の本ですが、今に繋がる環境汚染についての警告をこの時から出しています。うん、もう一度読み直したくなりましたね。

「常温核融合スキャンダル」

今日の我が家本紹介はこれです。

「常温核融合スキャンダル」 ガリー・トーブス著、渡辺正訳 朝日新聞社刊

特許のからむ領域だと、こういうことも起こると言うことです。科学の世界で、キチンとしたデータの評価無しに論文化してしまうと、
「ものすごい発見!」→「ホントに?」→「なんだ、ウソだったのか」
となるパターンの、最も大きかったネタです。これに近いのは小保方氏のSTAP細胞くらいしか思いつかないですね。いや、韓国でもES細胞で似たような騒動があったか。

データはキチンと取る。そしてきっちりと評価して、都合が悪いからと言って、勝手に消さない。そういう真摯な態度が重要だと教えてくれる1冊です。

「サイエンス・イマジネーション」

今日の我が家本紹介はこれです。

「サイエンス・イマジネーション」 瀬名秀明編著、小松左京監修、 NTT出版刊

科学技術とSFの境目あたりをおいかける本です。前に紹介した「科学 in SF」に通ずるものがあります。

でもこちらはロボットや意思疎通の手段、脳科学など、我々の生活に近しいところの話題が中心です。

しかし、小松左京氏が存命の時の本なんだなぁ…堀晃さんもまだ表に顔を出してるし。

「はたらく細胞」

今日の我が家本紹介はこれです。

「はたらく細胞」 清水茜著、講談社刊

楽しくお勉強シリーズです。人体を構成している細胞を擬人化したこのコミック、アニメにもなりました。

がんの仕組みや、花粉症の際に起こっていることなどが紹介されています。結構勉強になるので面白いです。

そしてスピンオフ作品も数多く出ています。その中でも「はたらく細胞BLACK」では、あまりにも不摂生を続ける人の体内で起こっていることを紹介しています。うわぁ…たしかにこれは体に悪いわ。細胞達はブラックな環境で働き続けているんだなぁ…と思ってしまいますね。