「虚構推理」

今日の我が家本紹介はこれです。

「虚構推理」 城平京原作、片瀬茶柴著、講談社刊

「推理」とありますが、ミステリーではないよなぁ…事件がおきるんだけど、それに物の怪が絡んでいたり、物の怪から見て人間の犯罪の意図が分からないというのがメインかも知れません。それに理由を付けていく感じ。
「いやいや、そのこじつけはどうなんだ?!」
と言いたくなる推理というか理由付けもありますが、複数提示される推理が絡み合い、それらが新たな解釈を生み出していく様は、普通のミステリーでは味わえない面白さがあります。

個人的にはやはり「鋼人七瀬編」と「ヌシの大蛇は聞いていた編」が好きですし、この2編が最もこの作品を堪能できるエピソードではないでしょうか。実際、アニメ化されたのもこれらですし。

最新刊では「雪女のジレンマ編」が完結しましたので、次巻からは新編突入のはず。

ちなみに今回はコミック化したものを紹介していますが、小説版もあります。

「アンゴルモア 元寇合戦記」

今日の我が家本紹介はこれです。

「アンゴルモア 元寇合戦記」 たかぎ七彦著、 KADOKAWA刊

これまではヨーロッパの歴史を紹介したコミックを紹介してきましたが、今回は日本史です。もう戦国や幕末は飽きたので、どうでも良いです。ということで、鎌倉時代の元寇です。

1274年の文永の役、そして1281年の弘安の役の2回ありましたが、本作品は文永の役の方。もちろん史実の部分と創作の部分があるわけですが、10巻までは対馬での戦いが描かれています。この部分はアニメにもなりましたが、当時の流人の扱いや、日本武士の戦い方、そして大陸の戦い方が全く違うというのは面白いものです。

11冊目からは博多編に入っています。こちらは歴史の教科書に掲載されていることで有名な「蒙古襲来絵詞」などが参考にされています。実際、博多編の第2巻には、上記を描かせたことで有名な竹崎季長が登場します。

まだ連載中のものですが、当時の日本を知るにはちょうど良い作品ではないでしょうか。

「間取りはどれにする?」

今日の我が家本紹介はこれです。

「間取りはどれにする?」 高尾じんく著、 コアミックス刊

自宅は持ち家一戸建てなのですが、今でもポストに入れられる住宅やマンションのチラシをワクワクしながら見ています。様々な家の間取りを見ながら、
「この家だったら、どこに何を置くかなぁ」
と考えるのが大好きなのです。
「もう一部屋あると便利なのになぁ」
とか
「部屋数は良いけど、動線がなぁ」
とか。

主人公の二人は建築学科とインテリア学科の学生という設定。まさに、上に書いたようなことをいろいろと考えるのですよ。建築用語とか、設計の用語もいろいろと出て来ます。もうそのワクワク感とか楽しさは、もろに私好み。

あー、面白い間取りの物件出て来ないかなぁ。

「ふらいんぐうぃっち」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ふらいんぐうぃっち」 石塚千尋著、 講談社刊

本日はゆる~く、コミックの紹介です。内容もゆるいです。特に大きな事件が発生するでもなく、主人公が危機的状態に陥ることも、大冒険をすることもありません。

でも、ばっけ(ふきのとう)の天ぷらが食べたくなったり、弘前の桜まつりやねぷた祭りを観に行きたくなります。そういや、青森で行ったことがあるのは、JR青森駅周辺、三内丸山遺跡、奥入瀬に十和田湖のみですね。他の所も行ってみたいなぁ。次の聖地巡礼はこれですかね。

「ソードアート・オンライン」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ソードアート・オンライン」 川原礫著 KADOKAWA刊

そろそろこれを紹介するタイミングですかね。昨日紹介した「Beatless」とはAI繋がりでもありますが、どちらかというとVR系。

この作品の面白いところは、VR空間の中の人生こそが自分にとっての現実であるという意識が出てきたり、ボトムアップ型のAIが完成したら、それは果たして人間とどう違うのかという話が出て来たり。

あと、メデュキボイドという終末期医療を目的とした端末など、VRの活用方法を様々に提案してくれるところも、非常に大きなビジネスのアイデアになります。

ちなみにそのメデュキボイドが出てくる7巻。泣かせに来てますよね、完全に。でも結構好きな話だったりします。学校の在り方にも少し提言がありますしね。

「Beatless」

今日の我が家本紹介はこれです。

「Beatless」 長谷敏司著 KADOKAWA刊

AI(人工知能)関係をやっていると避けられない小説だと考えています。

舞台は22世紀の日本。AIを超える超高度AIが完成し、様々に利用されている時代に、人間は何をするべきかを問うた作品です。

たぶん何も考えないのであれば、超高度AIに全部判断を委ねてしまえば良い。でもそうではないと思っているなら、人間は自分達の決めるべき事を
「ケースバイケースで」
などと誤魔化さずに、何らかの基準と考えの筋道を示し、合意するべきなのでしょう。これが作品内では
「人間に残された宿題」
と呼ばれます。宿題を取り上げられるのがイヤなら、自分で解くべきだという登場人物の言葉が心にしみます。

「プラネテス」

今日の我が家本紹介はこれです。

「プラネテス」 幸村誠著 講談社刊

今だから白状しますが、第1話を読んでいたとき、主人公はユーリだと思い込んでいました。2話で主人公がハチだとわかったときの驚嘆たるや…

第1話でのコンパス回収。そして後々、それが壊されてしまったときの吹っ切れた顔。どちらも良いシーンです。

でも、それ以外の部分でも、自分が宇宙に出て行く理由だったり、宇宙の中に人間がいることの意味だったり、いろんなことを考えさせてくれる作品です。

アニメ化もされましたが、私は断然、原作の方が良いと思いますし、好きです。

「ヴィンランド・サガ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ヴィンランド・サガ」 幸村誠著 講談社刊

そろそろこれを紹介しないと。ということで、ヴィンランド・サガです。これ、実在した人物が出てきます。第1巻から出てくるのがレイフ・エリクソン。歴史上でもヴィンランドの発見者とされている人物です。
当時、北ヨーロッパのヴァイキングの一派は、アイスランド、グリーンランドを経由してアメリカ大陸に渡っていました。実際にニューヨーク付近まで進出していたようで、ヴァイキング遺跡が出て来ます。このアメリカ大陸のことを「ヴィンランド」と呼んでいます。

もう一人はクヌート。ヨーロッパ大陸北部とイングランドにまたがる北海帝国を築いたデンマーク王です。まぁ、本物のクヌートがこんな人物だったのかどうかはともかく、父親のスヴェンと共にイングランドにデーン王朝を打ち立てた人物です。この北海帝国はクヌートの死後に崩壊してしまいますが、中世においてデンマークが強国として君臨する礎となります。近世にプロイセンに敗れてどん底に落ち、そこから今のデンマークが形作られるわけですが、もしかしたら北海帝国を発端とする強国デンマークのイメージが近代までデンマーク人の意識を縛ったのかも知れませんね。