「天体力学入門」

今日の我が家本紹介はこれです。

「天体力学入門」 長沢工著、地人書館刊

昨日に続いて、これです。実はこれ、大学の講義で使われていたテキストでもあります。確か3回生の時だったかなぁ…1年かけて学んだ記憶があります。

実は昨日の本の基本を勉強したければ読むと良い本です。上巻は二体問題とかなのでそんなに難しくはありません。問題は下巻で、摂動だの三体問題だのが出てくるので、数学が苦手な人はキビシイかも。

私も今はもう使うこともありませんけどね。個人的には自己重力多体系のポテンシャル計算はやってみたいんですけどね。

「天体の軌道計算」

今日の我が家本紹介はこれです。

「天体の軌道計算」 中野主一著、誠文堂新光社刊

「軌道計算をさせたら世界一」と言われた中野主一氏による天体軌道計算本です。この手のソフトを作ろうとすると、まずはこれを読まないことには先に進みません。その昔、これを使ってコードを書いたなぁ…さすがにもう使ってないけど。

今のところ、新しいコードを書く予定はないので、書棚の肥やしになってしまっていますが、どっかでJavaScript使って書いてみるかなぁ…そしたらWeb上で動くシミュレータが作れるし。

「20世紀の天文学」

今日の我が家本紹介はこれです。

「20世紀の天文学」 O.ストゥルベ,V.ゼバーグス著、小尾信彌,山本敦子訳、白揚社刊

1965年発行の本です。まだ惑星探査機が飛んでいない頃の太陽系の惑星についての情報などが載っています。何しろ、私が生まれる前に出版された本ですからねぇ。

実は我が家にはこういう古い本も数多くあります。古いものでは明治時代の本も。あー、あと知り合いからもらった、江戸時代末期の写本とかね。

これ、天文学史を調べる上で非常に重要です。何しろ新しく出てくる本は、全て新しい情報で上書きされてしまいますから。どういう経緯で理論や観測結果が発展してきたのかが分からなくなってしまうのです。全部を論文読んで何とかするわけにはいきませんからねぇ。

そういう時に、当時の啓蒙書は大変役立ちます。少なくとも当時最先端の情報で書かれているわけですから。今後も、こういう本をどんどん紹介していこうかと思います。

「言ってはいけない宇宙論」

今日の我が家本紹介はこれです。

「言ってはいけない宇宙論」 小谷太郎著、幻冬舎刊

初心者向けにはちょうど良い本ではないでしょうか。特に最先端というか、仮説だらけでなんだかよく分からないジャンルを網羅しているのが良いですね。以下の7つをカバーしています。

1.陽子崩壊説
2.ブラックホールの蒸発
3.多世界解釈
4.ビッグバン宇宙論、定常宇宙論
5.ダークマター、ダークエネルギー
6.量子重力
7.人間原理

特に多世界解釈や人間原理は、本当にそれで良いのか?と思わなくもない内容です。私にとってはダークマターやダークエネルギーも同列なんですけどね。

これらの生まれた背景などを知るには、ちょうど良い難易度の本だと思います。

「宇宙めし」

今日の我が家本紹介はこれです。

「宇宙めし」 日向なつお著、小学館刊

宇宙食開発現場を紹介しているコミックです。赤飯とかからあげクンの宇宙食化の話も出て来ますから、結構真面目に取材して作られていることが分かります。

というか、宇宙食について知りたかったら、まずはこれを読めって感じですね。開発プロセスもそうですし、食べるときに注意しなければいけない点なども紹介されていますから、本当に良く出来ていると思います。

そういえばまだできてないのは、「宇宙で炊いたご飯」ですね。もちろん「サトウのごはん」みたいなモノを持って行けば、電子レンジはあるので食べることはできるのですが、炊きたてか?と言われると…

ちなみに炊きたてご飯にこだわったのは、まだご結婚前の山崎直子(旧姓角野)飛行士です。2003年に宇宙食試食会でこっそりインタビューしたら、そう答えてくださったんですよね。まー、炊飯器から出る水蒸気をどうにかしないといかんから、なかなかハードルは高そうです。

「重力の再発見」

今日の我が家本紹介はこれです。

「重力の再発見」 ジョン・W・モフィット著、水谷淳訳、早川書房刊

いわゆる「修正重力理論」を紹介する本です。私もダークマターが嫌いだったりするので、この手の修正重力理論をいろいろと見ています。

修正重力理論は原則として、ダークマター無しでこの宇宙で見られる現象を説明しようとする試みです。できることならダークエネルギーもなしに出来ると尚良いです。つまり、

「よく分からないことが起こっているけど、ダークマターというモノがあると思えば説明できるよね」
とか
「よく分からないことが起こっているけど、ダークエネルギーと呼べそうなモノがあると思えば説明できるよね」
という、あるかどうかも分からない物を放り込む事で、無理矢理辻褄を合わせている現状を何とかしたいわけです。

何とかする方法としては2つ。1つ目はダークマターやダークエネルギーを見つけることです。そして2つ目は、ダークマターやダークエネルギーがなくても説明できる理論を作ることです。

ちなみに私は後者の方が良いと思っています。科学の基本は
Simple is Best!
です。ダークマターやダークエネルギーはSimpleでもなければSmartでもありません。なくせるなら無くした方が良いのです。

さて、今後、重力理論はどんな変遷を遂げるのやら。

「日本の宇宙戦略」

今日の我が家本紹介はこれです。

「日本の宇宙戦略」 青木節子著、慶應義塾大学出版会刊

国際法を専門家とする著者が「宇宙」をテーマに書いた書籍です。ですから内容は宇宙に関する法律を取り上げた物です。

実際、宇宙開発を推進するのであれば、国内法も国際法も両方を知っておく必要があります。国際法で禁止されている項目は、国家間の調整行われた結果ですので、守るのが当然です。あー、改正を求めるのであれば、それはそれで必要ですが。

一方、国内法も整備しなければ宇宙開発は他の国に対してどんどん後れを取ってしまいます。宇宙産業を育成するのも同様です。改正すべき物、新たに制定すべき物。それを考えるためにも、今の法律を知っておくのは、今後この分野に関わりたい人には重要なことです。

「テラフォーミング」

今日の我が家本紹介はこれです。

「テラフォーミング」 金子隆一著、NTT出版刊

お願いしてサイン本にしていただいた本です。当時、テラフォーミングについての科学的な最先端の話題や研究を放り込んだ書籍でした。

今となっては、その後のいろんな進展がありますので古典とまでは行かないまでも、ちょっと古くなってしまった感はあります。ですが、この分野の歴史を知る上では便利な本ではないかと思います。