今日の我が家本紹介はこれです。
「SPACE EXPO 2014」
2014年に幕張メッセで行われた展示会の公式ブックです。これ、買ったんだっけ、それとももらったんだっけ?ちょっとわからなくなっています。
実は、この展示会にうちの会社からも展示物を出していたのです。それは
「月の縦孔の模型」
です。モデルにしたのはマリウスヒルにある縦孔で、サイズなどはできるかぎり合わせました。ただし、当時は地下に空間があるというのは分かってはいませんでした(あるだろうとは予測されていましたが、確実にあるという証拠はありませんでした)ので、地下空間については、地球の溶岩チューブからの想像です。
そういえば、この展示会場、合計3回行きました。
1回目は搬入の時。
2回目は隣の展示会場でやっていた「ワンフェス」のチェックの後に、客として。
そして3回目は解説員として。
あれ、4回目ってあったんだったかな…ちょっとわからなくなってきたぞ。
ここに掲載されている縦孔の解説も、春山氏と協力しながら作ったなぁ…そういや、表面に置いたローバーはHAKUTOに取材して作ったっけ。懐かしい思い出です。
「大図解 世界のミサイル・ロケット兵器」
今日の我が家本紹介はこれです。
「大図解 世界のミサイル・ロケット兵器」 坂本明著、グリーンアロー出版社刊
我が家にはこんな本もあります。昨日の「ロケット」に関連して、今度はミサイルです。実のところ、ミサイルとロケットは同じものです。異なっているのは先頭に積んでいるのが人工衛星や探査機なのか、それとも爆弾なのか、だけです。原理としては全く同じものなのです。ですから、アポロ宇宙船を月に送り込んだヴェルナー・フォン・ブラウンも、ナチスドイツから資金を得てV2ミサイル(元々はA4ロケット)を開発していました。
逆に、旧ソ連で大量に製造されたミサイルは、軍縮を進めていく上で民間に売却され、打ち上げロケットとして再利用されたことがあります。有名なのは大陸間弾道ミサイルSS-18(R-36M)で、現在も派生型としてドニエプルロケットが存在しています。
ちなみに、ロケットとミサイルには搭載されているもの以外にも違いはあります。それは燃料です。ロケットの場合は売上までに時間をかけても構いませんが、ミサイルの場合は打ち上げまでに3日というわけにはいきません。ですので、燃料は固体燃料を使うか、液体の場合もケロシン(灯油です)など、扱いやすく常温保存できるものでなければなりません。ですから日本が作っているH-2Aのような液体酸素・液体水素の組合せによるロケットは、ミサイルとしては使い物にならないのです。
「日本ロケット物語」
今日の我が家本紹介はこれです。
「日本ロケット物語」 大澤弘之監修、三田出版会刊
2003年に新版が出ていますが、我が家にあるのは1996年の旧版の方のみ。それでも日本のロケット開発黎明期からH-2ロケットの開発まで、豊富な資料を元に解説している本です。そういう意味では、手元に一冊あると大変重宝します。
出来る事なら、最新版が欲しい所です。2003年版にはH-2AやM-Vが掲載されているそうですが、その後もH-2Bや、新開発のH-3のみならず、イプシロンに、開発中止になったGXロケットなど、ネタはてんこ盛りですから。
それ以外にも、ロケットではないのですが、HOPE-XとかHTV(こうのとり)、HTV-Xに中止になったHTV-Rなどもありますね。この辺もまとまった資料が欲しい所。なにしろ、Wikipediaとかだと、場合によっては書き換えられてしまって、歴史的な経緯が消える場合もありますし。
「われらの有人宇宙船」
今日の我が家本紹介はこれです。
「われらの有人宇宙船」 松浦晋也著、裳華房刊
2000年頃にJAXAというか、当時のNASDAで研究だけ行われていたものです。H-2またはH-2Aを使い、有人の宇宙船を打ち上げるには、どのような設計で、どれくらいの期間で開発ができるのかについて考えられていました。
これ、結構面白くて、日本単独でも8年もあれば有人宇宙船の打ち上げができるというもの。当時は
「今すぐ着手すれば2010年までに日本人を自分たちの力で宇宙に送り出すことができる」
という結論が出ていました。まぁ、宇宙開発には予期せぬトラブルと延期がつきものですので、2010年は難しくても、おそらく2015年までには十分打ち上げができたことでしょう。
ただ残念なことに、日本は人死にに対する忌避感がものすごく強い。1人でも死人が出るのを嫌がるため、まったくこの手の議論は進みませんし、開発も行われません。そういう意味では、これは民間でやるしかないんだろうと思います。
今ではSpaceXなど、様々な宇宙ベンチャーが登場しましたが、この本に書かれているコンセプトは今でも十分に通用すると思います。
「プラネタリウムを作りました」
今日の我が家本紹介はこれです。
「プラネタリウムを作りました」 大平貴之著、エクスナレッジ刊
昨日からプラネタリウム繋がりで紹介です。あの「メガスター」の開発者の自伝です。あれをどうして作ったのか。どうやって作ったのか。これらが書かれているわけで、あの機械がどれだけの技術の塊なのかを知ることができます。
まぁ、個人でやってると、普通は星座原版を作ろうとするあたりで挫折すると思うんですよね…プラネタリウムというのは星座原版という穴の空いた板に、光を当てることで、穴から漏れ出た光が星として投影されるものです。星の明るさは穴の大きさで調整するのですが、暗い星を出そうとすると、明るい星の大きさが大きくなりすぎる。逆に明るい星の穴の大きさを制限すると、暗い星の穴の直径が死ぬほど小さくなる。しかも肉眼で見える約7000個の恒星だけでも手作業でやるのは難しいのに、メガスターは100万個以上ですから。
もちろん機械を使うのですが、そうすると工作精度も問題になります。いやはや、よくぞやったと思いますよ、あれ。
「渋谷の空の向こうに」
今日の我が家本紹介はこれです。
「渋谷の空の向こうに」 五島プラネタリウム卒業文集制作委員会編
かつて渋谷に存在した五島プラネタリウム。JR渋谷駅前の東急文化会館に入っていました。私も関西在住でありながら、一度だけ訪れたことがあります。使われていたツァイスIV型投影機は現在、コスモプラネタリウム渋谷に受け継がれ、センター内に常設展示されているとのこと。ちなみに東急文化会館は建て替えられ、現在「渋谷ヒカリエ」になっています。
この本は表紙にもあるように、五島プラネタリウムに関係していた人々が「卒業文集」ということで寄稿した原稿を集めた本です。一種の同人誌という言い方もできますかね。
「宇宙の科学史」
今日の我が家本紹介はこれです。
「宇宙の科学史」 中山茂著、NHK出版刊
1980年代に放送されていた「NHK市民大学」のテキストです。その後、「NHK人間大学」と名称が変わり、現在ではこれに相当する番組は放送されていません。あえて言うなら、放送大学があるので、無くなったということなのかも知れません。
さて、この本は宇宙論の歴史を紹介してくれています。最初は古代メソポタミアやエジプト、インド、中国などの古代文明で考えられた宇宙の姿から始まり、最終的にはビッグバン宇宙論までを紹介してくれています。宇宙論というか、天文学の歴史や、発展を知りたい方には入門とも言える本です。
残念ながら、放送された内容はビデオも撮っていたはずなのですが、それはどこに行ってしまったのか、もはやわかりません。でもまぁ、この本があるだけでも結構便利です。いまでも時々
「あれって何だっけ?」
とど忘れしたときには活用しています。
「ブラックホールの世界」
今日の我が家本紹介はこれです。
「ブラックホールの世界」 福江純著、恒星社厚生閣刊
復活の第一弾は、私の卒業論文に関係する本です。この本にはN88BASICのプログラムリストが付いていまして、中でも福江氏の論文で使われた、「ブラックホール周辺にできる降着円盤がどの様に見えるか」のシミュレーションプログラムもあります。
そして私の論文はそのプログラムを改造して、降着円盤の明るさの変化に重力レンズ効果がどの程度寄与するのか?を計算するものでした。ちなみに修士論文もその延長上で書いています。うん、全然重力レンズが主体ではない。重力レンズが主体の話になるのは博士課程に進んでからですから。
まぁ、このプログラムなんですが、後にC言語に載せ替えを行い、その後、Webで動かすためにJava Applet化する方針で途中まで移植していたのですが、就職して仕事をするようになるとそんな暇は取れず…その後、JavaScriptに移植する予定をしたものの、それも頓挫しております。冗談抜きで、一旦どこかで移植作業をしよう。でないと、いろんな意味でやってられん。JavaScriptで書いてしまえば、Web上でシミュレーションできるようになりますしね。
ちなみに、続巻で「スターボウの世界」「スペースコロニーの世界」が出ています。もし見つけることができましたら、遊んでみてください。まぁ、今更N88BASICが動くマシンを探すのが大変でしょうが…
