「プラネテス」

今日の我が家本紹介はこれです。

「プラネテス」 幸村誠著 講談社刊

今だから白状しますが、第1話を読んでいたとき、主人公はユーリだと思い込んでいました。2話で主人公がハチだとわかったときの驚嘆たるや…

第1話でのコンパス回収。そして後々、それが壊されてしまったときの吹っ切れた顔。どちらも良いシーンです。

でも、それ以外の部分でも、自分が宇宙に出て行く理由だったり、宇宙の中に人間がいることの意味だったり、いろんなことを考えさせてくれる作品です。

アニメ化もされましたが、私は断然、原作の方が良いと思いますし、好きです。

「スノーボールアース」

今日の我が家本紹介はこれです。

「スノーボールアース」 ガブリエル・ウォーカー著、川上紳一監修、渡会圭子訳 早川書房刊

ここのところ科学系の本が続いていますが、これで一旦小休止です。明日以降は緩い本シリーズになります。

今回は全地球凍結を扱う「スノーボールアース」。地球全体が寒冷化し、全てが氷で覆われてしまったという仮説です。

実際、本当に全体が覆われてしまったタイミングがあったであろうと考えられています。ただし同時に、そこから回復する道筋も存在することが示されました。
そしてこの全地球凍結が、生物の爆発的進化を促したとされています。

また、全地球凍結に至らないまでも、かなりの低緯度にまで氷が進出した氷河期は何度かあったと考えられています。過去には考えられなかった仮説がどんどんと登場するのが、科学の面白さだと言えるでしょう。

「オリンポスの雪」

今日の我が家本紹介はこれです。

「オリンポスの雪」 アーサー・C・クラーク著、松井孝典監修、仁保真佐子訳 徳間書店刊

これ、クラークが火星の地形モデルを使って、
「もし、テラフォーミングしたら、海はどれくらいのエリアまで拡がるのか?」
などについてコンピュータシミュレーションを行ったものなのです。正直、かなり古い本なので、解像度が粗いのはご愛敬。でも、当時としては結構頑張った方だと思います。
しかも火星の地形は、大まかには当時も分かっていましたから、大筋は何も変わりません。

これを超えるものはなかなか出ませんねぇ。他の天体だと、テラフォーミング結果を想定しにくいからかもしれません。

「月世界大全」

今日の我が家本紹介はこれです。

「月世界大全」 ダイアナ・ブルートン著、鏡リュウジ訳 青土社刊

もう一つ、月に関する本です。
こちらは月に関する神話や民話、俗説などから、科学まで様々内容を取り扱っています。様々な情報が必要な場合に、まずは最初にあたる一冊として、あると便利です。

「もしも月がなかったら」

今日の我が家本紹介はこれです。

「もしも月がなかったら」 ニール・F・カミンズ著、竹内均監修、増田まもる訳 東京書籍刊

昨日忘れてましたので、今日も二冊で。
これ、10の「もしも」を書いています。
「月がなかったら」
「地球がもっと小さかったら」
など、こういうのがありえたというさまざまな惑星が登場します。

よく、「金星は地球温暖化が暴走した場合の地球の姿」
と言われますが、こういうifを考えることで、将来を見据える事が出来ますね。

もちろん、地球外生命体を考える上でも、重要です。

「恋する小惑星」

今日の我が家本紹介はこれです。

「恋する小惑星」 Quro著、芳文社刊

高校の地学部のお話し。天文班に所属する主人公が、周りの人たちといろいろ頑張る話で、今年の1月からアニメも放送されました。

結構ガチな内容で、アニメ化の際には国立天文台や望遠鏡メーカーのVixen、そして雑誌の星ナビまで協力するという状態に。
そしてJAXA筑波や、近くにある国土地理院まで出てくるので、

「あー、取材で行ったところ連発やなぁ」

と、いろんな意味で懐かしくなりました。

地質班のボーリングコアとか、岩石や鉱物の話なども、一応地学教員であった身としては、大変な懐かしいものでしたよ。
気象担当も増えたので、4巻も楽しみです。

「星の神話伝説集」

今日の我が家本紹介はこれです。

「星の神話伝説集」 草下英明著、1982年 社会思想社刊

この手の本は、野尻抱影氏のものや、日本の星の名前や伝承なら北尾浩一氏のものなどが有名ですが、この本は世界各地の神話を扱っているのがありがたい。

たぶんですね、まだまだ星に関係していないと思われている伝説はあると思っていまして、個人的には北欧神話の中にそういう描写がないかを探していた時期があります。

一応、一つだけ見つけてはいるのですが、まだ裏付けが取れていませんので、もう少しだけ検討が必要です。

「Galactic Dynamics」

今日の我が家本紹介はこれです。学生時代にお世話になった本、英語の本は最終回。

「Galactic Dynamics」James Binney, Scott Tremaine著、1987年 Princeton刊

重力レンズの研究をやっていると、銀河の構造し質量分布とは仲良くというか、友達にならないことにはまともな研究は出来ません。

天の川銀河以外の銀河であれば、重力レンズ効果を及ぼすレンズ天体として、その構造を扱うのは不可欠です。
一方、天の川銀河に対して言えば、銀河系内にどれだけの恒星などのレンズ天体が存在しうるのか、を研究するのに使います。

当時、ESAが赤外線天文衛星ISO(Infrared Space Observatory)を打ち上げる直前で、この衛星でどれだけの範囲をサーベイすれば、重力レンズ天体としての褐色矮星が一つ見つかるかを研究していました。いや、いろいろ事情があって、結局は観測のプロポーザルにまでは至らなかったんですけどね。