「海王ダンテ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「海王ダンテ」 泉福朗作、皆川亮二画、小学館刊

歴史上の人物に新しい役割を与え、冒険活劇に仕立てた作品です。アトランティスの超科学なんかも出て来ますし、基本的には本来の歴史とはかけ離れた冒険活劇物です。

それでも主人公はホレーショ・ネルソンを充てていますし、そのライバルにはナポレオン・ボナパルトを充てています。そしてこの二人は史実においても
イギリスVSフランス
の構図の中で対立していますから、なかなか上手くやった感じです。

ノリとしては「海底2万リーグ」とか、それを底本にして作られた「不思議の海のナディア」みたいな感じでしょうか。当時の船乗りの様子も分かりますし、なかなか楽しめ得る内容になっているのでは。

あと、蘇った者達などとして、コロンブス、モーゼなんかも出て来ます。その出自などを知っていると更に楽しめます。

「プラネタリウムの外側」

今日の我が家本紹介はこれです。

「プラネタリウムの外側」 早瀬耕著、早川書房刊

昨日紹介した「グリフォンズ・ガーデン」の続編みたいな位置付けです。とはいえ、リアルでも作品内部でも20年以上の時間が経っていますので、純粋な続編というわけでもないのですけどね。

そしてプラネタリウムは出て来ません。会話の中で
「図書館とプラネタリウムとどっちだった?」
があるだけ。小さい頃に行った施設で、どっちに先に連れて行かれたかという話ででてきただけ。

グリフォンズ・ガーデンで出て来た有機素子コンピュータが払い下げられ、それを使って世界のシミュレーションを研究をしている研究者が、シミュレーションに登場する女性の左手薬指に包帯を巻いたのは良いけれど、それがほどけたときの状態を設定していないという事に気がつき…という話です。いや、それだけじゃないんだけど、でもそういう話。

こういうシミュレーションをする時、見えない部分を設定しないというのは良くある話です。または見ていない部分はレンダリングをサボってしまうとかね。この手の話はVRでもあって、確かソードアート・オンラインでは演算負荷を下げるためにユーザーが見ていない範囲はレンダリングしない、または視野の端はレンダリングの解像度を落とすという処理をしているという話があったように記憶しています。
そもそも人間だって視界の中心は解像度が高いのですが、視野の端は動く物については敏感に反応するものの解像度はそう高くないというのはよく知られた話です。

逆に見えないところまで細かく設定するのは大変だけど、それをきっちりとやっていると好感が持てるというのは事実かなぁ。

「グリフォンズ・ガーデン」

今日の我が家本紹介はこれです。

「グリフォンズ・ガーデン」 早瀬耕著、早川書房刊

もともとは1992年に出版された書籍を2018年に文庫化したものです。AI(人工知能)研究に関する話ですが、研究自体は当時のエキスパートシステムの話があちこちに散りばめられています。

とはいえ、重要なのはバイオ素子を使用することで高速処理を可能としているという点。たぶん今だと量子コンピューターになるんでしょうね。それを使って世界をシミュレーションするという辺りから話は進んで行くのですが、リアルの世界とシミュレートされた世界を交互に描きながら話が進んで行きます。そして冒頭とラストでそれが交差します。うん、これ以上は読んでもらった方が早いかな。いわゆる平行世界物に似たテイストなのに、それとはまったく異なるテイストを醸し出している辺りが面白いですね。

コンピュータ用語に疎いとちょっとしんどいところが出てくるかも知れませんが、基本的には読みやすい内容です。

「ポーション頼みで生き延びます!(コミック版)」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ポーション頼みで生き延びます!(コミック版)」 FUNA原作、九重ヒビキ画、講談社刊

最もチート度は低いかなぁ…まぁ、情報戦で行くと現代と中世だとずいぶんと違うので、非対称になる事は間違いない。でもだからといってここまで上手く行くわけでもない。何しろ中世と現代だと明らかに常識が異なっているのだから、こんな風に現代の常識をベースに動こうとしても思っていたのとはまったく異なる結果になるでしょう。

というわけで、ポーションについてのチート能力がなければ上手く生き延びるのは難しいだろうなぁ。

「老後に備えて異世界で金貨8万枚を貯めます(コミック版)」

今日の我が家本紹介はこれです。


「老後に備えて異世界で金貨8万枚を貯めます(コミック版)」 FUNA原作、モトエ恵介画、講談社刊

「のうきん」と同じ作者の作品、そのコミカライズ版です。2巻まで無料だったのでダウンロードしてみたのです。

まぁ、日本の物を中世に持っていけるなら魔法だの特殊なスキルだのがなくてもチートができるわな。というか、どうしてこういう系の作品は全部主人公にチートを許してるんだろう…。一切のチート抜きの作品というのを読んでみたいものですなぁ。

「色の事典」

今日の我が家本紹介はこれです。

「色の事典」 色彩活用研究所サミュエル監修、西東社刊

色彩関係の本はあまり更新の必要はないのですが、我が家にあるのは印刷ベースのものしかなかったので、Web対応をガチでやるために購入しました。まぁ120円だったし。

「シンメトリーズ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「シンメトリーズ」 シバユウスケ著、KADOKAWA刊

学園もの。お互いの意識を交換できるという設定の一卵性双生児が巻き起こす騒動というかいろんなイベントを楽しもうというものです。
片方は頭脳労働担当、片方は肉体労働担当なんだけど、頭脳と肉体との両方が必要になった場合には、肉体担当の方の体を頭脳担当の意識が利用していろんなことを解決するわけです。

ただ問題は、その状態の時は頭脳担当の肉体に肉体担当の意識が存在しているわけで、いつもの調子で体を使ってしまうと、元に戻ったときに筋肉痛で身動きが取れなくなってしまうという。

そういう感じの作品です。

「ウィザードプリンセス」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ウィザードプリンセス」 埴輪星人著、KADOKAWA刊

相方曰く
「またアヤシイ本を読んでるなぁ」
だそうです。いや確かに怪しいけどね(苦笑)。

魔力量が多すぎてまともに魔法を使えない女の子(幼女)を、故あって指導することになった脳筋師匠が体力を付けるところから徹底的に指導して一人前にしていくという話。

とりあえず魔法は使えるようになったけど、魔力量が多すぎて初級なのにとんでもない威力になるとか、魔力量をどうやっても常人レベルにまで絞ることができなくて、普通の魔法使いができることが全くできないとか。

まだ3冊しかでていませんので、これからどう進展するのかが楽しみです。少なくとも「フェアリーテイル・クロニクル」よりはもう少し良い感じになると良いなぁ。