昔、重力レンズの研究をやっていたこともあり、
「相対性理論では~」
みたいな難しい話は置いといて、何とか楽しく知ってもらいたいと思ってキーホルダーとステッカーを作ったのですが…
「情報量多いですね!」
という意見を何度かいただきましたので、ここでちょっと解説しようと思います。
まず、重力レンズというのはブラックホールの様な強い重力を持つ天体が存在すると、ブラックホール周辺で光の進路が曲げられてしまうことにより、その向こう側にある天体の姿が歪んで見えるというものです。
例えば、地球を遠くから見たとします。次のような感じに見えるはずです。

もしあなたと地球の間にブラックホールがあったとしましょう。すると地球は次のような姿になって見えることになります。

これはあなたと地球の中心とを結ぶ線上にブラックホールがあった場合の姿です。どんな天体でも、この「アインシュタインリング」と呼ばれるような状態になって見えます。
例えば遠くにある不規則銀河の場合はどうでしょう? オリジナルが次のような銀河だとすると…

ブラックホールがあると次のようになります。

うん、どんな天体でもキレイなリングを形成して見えることになります。
で、この時になんとなく
「好みどストレートだと、あばたもえくぼ」
という言葉が頭に浮かびました。
「そうか、どんなぐちゃぐちゃな天体でも、重力レンズを通せばキレイなアインシュタインリングになる。まるで恋する人が相手のことを素晴らしく見てしまうようなものでは無いか。「恋は盲目」ってヤツだな。」
そう、そうして生まれてしまったのですよ。
つまりブラックホールが相手の天体と一直線になっている状態は「好みどストレート」。
ブラックホールがなく、そのままの姿が見えている場合は「眼中にない」。
一直線からちょっとずれると「ナシ寄りのアリ」、もっとずれると「アリ寄りのナシ」。
じゃあ、それを文字として周囲に入れるとどうなるか?

まぁこんな感じになるわけですよ。
もしあなたが告白をされたとき、相手をどう思っているかに合わせて、この4種類を使い分けて渡していただければ、と思います(笑)。
ちなみに天の川銀河バージョンもあります。


