ヘッドライン・ニュース 宇宙技術の新旧交代へ向けて
○シャトル飛行回数さらに削減、NASA長官が検討指示<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051022i105.htm
○宇宙エレベーター開発競技会、NASAの高いハードルに全チーム大苦戦<PCWEB>
http://pcweb.mycom.co.jp/column/svalley/151/
○第1回『宇宙エレベーター・コンテスト』開催<HOTWIRED JAPAN>
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051026301.html
アメリカのスペースシャトル運用が実質的に破綻し、カプセル型宇宙船が極めて有用なソリューションである、という流れが定着しつつありますが、そのさらに先を行く「軌道エレベーター」の技術的な実験がいろいろ始まっています。
軌道エレベーターとは、簡単に言うと、高度36000kmの静止軌道から糸をつるし、それを使って上り下りをしようというものです。かの有名な芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」のようなものを想像していただければよいでしょうか?ただしその糸は、今考えられているのはカーボン・ナノチューブと呼ばれる、炭素系新素材ですが。残念ながら、鉄では強度が弱く、使用に耐えないのです。
NASAではこれに使える「新素材」と「昇降装置」の開発に賞金をかけているようです。まだ達成したチームはなさそうですし、日本からもどなたかチャレンジしてみませんか?
ニュース一覧
ようやく落ち着きました。でも相変わらず「天文」と「宇宙開発」では圧倒的に宇宙開発ネタの方が多いですね。まぁ、仕方ないんでしょうけど。
【宇宙開発:日本の宇宙飛行士】
○若田さん“水中”遊泳 巨大水槽で船外活動の手順試験<朝日新聞>
http://www.asahi.com/national/update/1025/TKY200510250348.html
○雑記帳:水の中で無重力状態を作る…<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051026ddm041040166000c.html
○若田光一さん、ふわ~り無重力訓練…実はプール<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051025i515.htm
○野口さんと地球を219周 宇宙旅した旗など返還<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200510260134.html
○宇宙に持参の記念品返還 野口さん、母校の校長らに<共同通信>
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2005102601002081
【宇宙開発:宇宙旅行】
○宇宙旅行:JTBに第1号の申し込み 料金は1330万円<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051025ddm008020145000c.html
○これであなたも行ける!? – 宇宙旅行費用に適用される割引クーポンが登場<PCWEB>
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/10/25/012.html
【宇宙開発:商用利用】
○「神舟6号」記念ゴールドバー登場 1本3万2千元<人民日報>
http://j.people.com.cn/2005/10/25/jp20051025_54598.html
○JSATの秘密基地に潜入してきました<IT MEDIA>
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0510/24/news033.html
【宇宙開発:実用】
○渡り鳥のルート、衛星で追跡 鳥インフルエンザで文科省<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051027/sha077.htm
○多目的衛星「ひまわり6号」、航空管制機能に障害<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051027i414.htm
【宇宙開発:キューブサット】
○東大院生の超小型衛星載せたロケット、打ち上げ成功<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200510270355.html
○東大生手作りの超小型衛星、露のロケットで打ち上げ<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051027i412.htm
【宇宙開発:その他】
○第56回国際宇宙会議 – 展示紹介(1) H-IIA/M-Vだけでない国産ロケット、そして世界の新型ロケット<PCWEB>
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/10/26/iac1/
○第56回国際宇宙会議 – 展示紹介(2) 宇宙ふとん、宇宙くつ、宇宙……日本的ななにか<PCWEB>
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/10/26/iac2/
【天文学:「はやぶさ」】
○探査機はやぶさ、11月12日にイトカワ着陸へ<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200510270304.html
○探査機「はやぶさ」、小惑星のサンプル採取へ<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051027ik21.htm
【天文学:教育・普及】
○ハワイの天文台と交信 彦根の河瀬中で遠隔授業<中日新聞>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051025-00000003-cnc-l25
○16年ぶりに「ホーキング、宇宙のすべてを語る」<SLASH DOT>
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=05/10/27/1410218&from=rss
【その他:物理】
○高エネ機構:ニュートリノ装置故障を公表せず 文科省所管<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051023k0000m040107000c.html
○ニュートリノ:発生装置故障公表せず、研究機構が謝罪<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051025k0000m040044000c.html
○ニュートリノ装置故障で実験打ち切り…研究所公表せず<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051023i113.htm
○高エネ研機構長、続投を辞退<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051024ik21.htm
【その他:アート】
○プラネタリウムに響くジャズ 仙台市天文台の再利用探る<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200510270361.html
○フォトレポート:科学とアートが出会うとき<CNET JAPAN>
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20089618,00.htm?ref=rss
【その他】
○理系白書ブログ:人気呼ぶ 総アクセス数、100万に<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051026ddm016040039000c.html
○自分の死を予言の占い師を数百人が見物、占いは当たらず<CNN日本語版>
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200510230005.html
○『ポップ・テック』会議:宇宙から深海まで(上)<HOTWIRED JAPAN>
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051026302.html
○『ポップ・テック』会議:宇宙から深海まで(下)<HOTWIRED JAPAN>
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051027307.html
ニュース解説
【天文】
30日は約2年2ヶ月ぶりの火星大接近です。いや、中接近の方が良いかな?いずれにせよ約20秒角の大きさとなりますから、この前後のどこかで観望会などに出かけられてはいかがでしょうか?日本各地の天文台やプラネタリウムを持つ科学館などで観望会が計画されているようです。
ただし、今月中旬から砂嵐が発生しているようなので、模様がどの程度見えるかは微妙です。
さて、「ヤバイかも」と言われていた「はやぶさ」ですが、なんとかいろんな方法を使って、予定通り小惑星「イトカワ」に着陸できそうです。まだ、ここで採取されたサンプルを「地球まで持ち帰る」という大仕事が残っていますから、着陸に成功したからといって、目的を達したわけではないのですが。あくまでも、この計画の目的は「サンプルを持ち帰ること」ですから。
さて、目的と言えば、高エネルギー加速器研究機構の、ある意味不祥事が発覚しました。一概には言えないのですが、いつも核エネルギー関係や高エネルギー関係の研究所が不祥事を隠しているような気がしてなりません。どうしてなんでしょうか?やっぱり日本人の放射線アレルギーを気にしているということなんでしょうか?それなら、ちゃんと報告すべきだと思うのですが。
そうそう、高エネルギーと言えばショート・ガンマ線バーストの候補がいろいろ観測されてきているようです。まだ最終的に理論と観測の整合性が取れたわけではないのですが、発生原因は、ある程度、理論で予測していた内容に近いのではないかと考えられているようです。
【宇宙開発】
高度100kmまで行くパターンの第1号申し込みが、JTBにあったようです。遂に実現するんでしょうか?まだ宇宙船が準備できていませんが、2000年のペプシのCMなかよりは、もっと実現性が高くなっているのも確かです。
さて、商用以外では、前回のエチゼンクラゲに続き、渡り鳥も人工衛星によって追尾しているようです。これは日本とインドネシアの間で渡りをする鳥に使用されていたシステムを転用したものだと思われますが、近年流行し始めている「鳥インフルエンザ」の媒介を渡り鳥が行っているという発表があり、にわかに取り上げられるようになっています。人に感染するタイプに突然変異する前に、ヤバそうな感染経路が特定できると良いのですが。
あと、東京大学の学生達によるキューブサットが、今年も無事打ち上げられたようです。おめでとうございます。
その他、若田宇宙飛行士が訓練を始めています。3度目の宇宙という事になるわけですが、ヘッドラインでも触れたように、シャトルがいつまで打ち上げられるかがわからなくなってきていますので、もしかしたら残念ながら、というキビシイ結果となるかも知れません。でも可能性がある内は全力を尽くして欲しいモノです。
編集後記
今週は落ち着きましたね。そこでIT MEDIAなどの新規ニュースソースを増やしてみました。ただし、最近「Headline Reader」というRSS対応のリーダーを導入し、情報の収集能力が桁外れに大きくなってきましたので、十分対応が可能です。でも神舟6号の様な大騒ぎには、やはり耐えられないような気がしますが(苦笑)。
なお、JAXAが年11月12日(土)に福井県児童科学館「エンゼルランドふくい」にて「宇宙学校・福井」というイベントを開催する予定です。詳細は、以下のURLまで
http://www.jaxa.jp/press/2005/10/20051027_space_school_j.html
