「高校数学でわかる相対性理論」「高校数学でわかる光とレンズ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「高校数学でわかる相対性理論」
「高校数学でわかる光とレンズ」 竹内淳著、講談社刊

この手のことを学びたい人向けに紹介しても良いかどうかをチェックするために、安売りされていたので買ったのですが…

うん、確かに高校数学でわかります。ただし、ガチで微分とかベクトルとか、行列とかがわかっていないとダメですね。そこがわかっているならこの本で大丈夫。

ただし、ものすごく読みにくい。読みやすくしようという工夫はあまり見られません。
「高校数学のみで相対性理論や光学をかわりやすく説明する」
というコンセプトではなく、
「高校数学しか使わずに書かれた相対性理論や光学の教科書」
というコンセプトです。最近はブルーバックスももう少しとっつきやすい本を増やしてきていると思っていましたが、これはそういうのじゃないんですね。

私は構わんけど、紹介する先を選ぶなぁ…

「異星人の正しい創り方」

今日の我が家本紹介はこれです。

「異星人の正しい創り方」 Stanley Schmidt著、CONTACT Japan訳

原題は「Aliens and Alien Societies」です。異星人を考えるうえで、まずは地球人および地球上の文明や文化が育んできた成果を解説し、どれだけの多様性があるかを説いているのも特徴です。

とはいえ、「異星人の言語」でも、別にどうやれば異星人っぽい言語が創れるのか、みたいな話はありません。あるのは、様々な地球言語のバリエーションです。そこから考えろということなのでしょう。それはそれで面白い。少なくとも、考えるのに必要な情報は与えられていますから。

他にも天文学、生物学、社会学など、様々な観点から解説している章がありますので、「地球人の持つ多様性とは?」を知る上でも役に立つ資料だと思います。

「ノーラ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ノーラ」 中田玲子、御厨さと美著、講談社刊

昨日に引き続いて、OVAの小説化作品です。実はこの作品、一番最初は御厨さと美氏のコミックです。我が家にはコミック版もあるのですが、それが原作。それをアニメ化し、さらにその後小説化するという、よくわからない経緯を経た書籍です。

内容はスペースコロニー内での事件を、ノーラと、たまたま居合わせたザカライアセン博士が解決していくという内容なのですが…まぁ、AIの反乱っぽい内容も入っていますので、今も昔もAIに対する人間の不安の形は全く変わっていないのがわかります。

いやぁ…いい加減、もう少し不安の内容が進歩してくれると良いんだけどなぁ。そういう意味ではRURからですら進歩していないという言い方もできるのか。

「科学はなぜわかりにくいのか」

今日の我が家本紹介はこれです。

「科学はなぜわかりにくいのか」 吉田伸夫著、技術評論社刊

自然科学の場合、とにかく数式と数字、そしてデータが大変重要です。なので、やたらめったら数字が出ます。そして、その数字の解釈が学説の優劣を決めます。もっと言えば、どういうデータの、どういう数字が自説を有利にするのかが、すべてを決めると言っても過言ではありません。

そのため、科学者以外の人からすると、何を言っているのかさっぱりわからないということにもなるでしょう。
すると、何となくデータを見せて説得してくるものは、信用できそうな気にもなるのでしょう、ちなみにそういうのはエセ科学に多かったりもするんですけどね…

そういう話を書いている本です。科学者以外の人は必読かもしれません。

「はたらく細胞BLACK」

今日の我が家本紹介はこれです。

「はたらく細胞BLACK」 原田重光原作、初嘉屋一生画、講談社刊

以前に本家は紹介しましたので、今回はこちら。アニメ化もされましたが、何しろブラックな体の方がネタが尽きないために、本家よりも話題が多い(苦笑)。おかげで細胞達は働かされまくっています。

っていうかさ、これ見ると
「あー、自分の体はいたわらないといかんなぁ…」
と思いますね…睡眠不足、ストレスによる脱毛症、酒とタバコに頼ってしまうことによる不具合。その上暴飲暴食による血管の詰まりに血栓。肝臓も腎臓もボロボロになって…こりゃあかんわ。

「理系白書」

今日の我が家本紹介はこれです。

「理系白書」 毎日新聞科学環境部著、講談社刊

2003年に出版されている本です。我が家のは2006年に出た文庫版ですけどね。
この本、日本の「理系」について様々な角度からまとめられています。目次を見てみると、

第1章 文系の王国
第2章 権利に目覚めた技術者たち
第3章 博士ってなに?
第4章 教育の現場から
第5章 理系カルチャー
第6章 女性研究者
第7章 失敗に学ぶ
第8章 変革を迫られる研究機関
第9章 研究とカネ
第10章 独創の方程式
第11章 文理融合

となっています。そして、もう20年近く経つに、当時とあんまり変わっていないというところに、日本という国の問題点を強く感じます。もちろん変わってきているところもあるのですが、

「大きく変わった」

と自信を持って言えるところが見つけられないですね…

特に第11章なんかは、当時から文理融合が大事だと言われているのに、今になってようやく

STEAM教育

なんてキーワードが大きく取り上げられるという体たらく。そりゃ、ダメだと思うよ、これでは。

「NASA極超音速機の挑戦」

今日の我が家本紹介はこれです。

「NASA極超音速機の挑戦」 中冨信夫著、講談社刊

今日のは航空機の話です。特に極超音速を目指した機体、その中でもX-15と、XB-70を中心に紹介されています。
実用化された超音速機としてはSR-71などもありますが、やはりNASAが取り組んだXシリーズとしてはM6.7をたたき出したしかも最高到達高度は8万メートル(80km)というX-15だろうなぁ、と。もうあと2万メートルで宇宙に到達という、とんでもない機体ですからねぇ。

そしてもう一つは超音速爆撃機として開発が進んでいたXB-70バルキリーです。こいつは旅客機(または貨物機)に転用しようというSST・XB-70Aという計画もあったわけで、もし開発が成功していればコンコルドの10年前には超音速旅客機が登場していたこととなります。

NASA、いろんなことやってるなぁ…日本でもJAXAとして合併したNALがいろいろとやってはいましたし、今もJAXAの航空部門はいろいろと研究をやっていますが、NASAのものほど有名になった機体がないからなぁ…

「ロボットに遊んでもらう本」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ロボットに遊んでもらう本」 博学こだわり倶楽部編、河出書房新社刊

1999年の本ですので、かなり古くなってしまいました。それでも当時のロボットのレベルを知るには十分です。というか、まずロボットの歴史を知りたければ、この辺りを一通り押さえておきたいものです。

この本ではAIBOやLEGOのマインドストームを始め、ロボットとは呼べないようなお遊び程度のものから、ペットロボット、ASIMOの基となったP3などの人型ロボット。さらには産業ロボットや深海や宇宙などで活躍する探査機まで、様々なロボットを数多く紹介しています。

さらにはその頭脳として「ニューラルネットワーク」が期待されると書いていたりします。実際に現在のAIの基本はニューラルネットワークですので、この本では(たぶんそこまで深くは考えていなかったとは思いますが)今の進歩を予見するかのような記載まであります。