今日の我が家本紹介はこれです。
「月世界大全」 ダイアナ・ブルートン著、鏡リュウジ訳 青土社刊
もう一つ、月に関する本です。
こちらは月に関する神話や民話、俗説などから、科学まで様々内容を取り扱っています。様々な情報が必要な場合に、まずは最初にあたる一冊として、あると便利です。
「2050年の世界地図」
今日の我が家本紹介はこれです。
「2050年の世界地図」 ローレンス・C・スミス著、小林由香利訳、 NHK出版刊
地球温暖化が進み、気温が上昇した際に、環北極圏が中心になってくるのではないかという話です。
それに対応して、現在の温帯地域は干上がるか、海面上昇で都市が水没の憂き目に遭うだろうなどの話が出ています。まぁ、この辺は地球温暖化問題をちょっとでもウォッチしている人であれば、どこかで聴いたような話がほとんどです。
でもまぁ、こういう考察は面白いし、北極点を中心にした地図は、なかなか面白いものです。正直、人工衛星で北極航路を監視するという話がありましたから、個人的には見慣れていますが。
「人類5000年史」
今日の我が家本紹介はこれです。
「人類5000年史」 出口治明著、ちくま書房刊
現時点で3巻まで刊行されています。とりあえず、人類史をざっくりと押さえておくのであれば、これがしっかりとまとめられていて便利です。私も電子書籍でまとめ買いし、時々引張り出して読んでいます。
現時点で、紀元前から紀元1500年までが網羅されています。ようやくルネッサンスを越えてきましたが、まだコペルニクスも登場していない状態。科学技術の発展は第4巻に持ち越しています。
「エルジェーベト」
ようやく読了です。いや、3冊しか無いのに、なんでこんなに時間がかかったんだか…
「エルジェーベト」
Cuvie著
講談社刊
舞台は19世紀のオーストリア=ハンガリー二重帝国。いや、正確には二重帝国が成立する時代です。
当時は小国に分裂していたイタリアが統一され、同じく分裂していたドイツがプロイセンによって統一された時代です。ナポレオンが活躍した後の時代で、ハプスブルク家が没落しつつあったのも、この頃です。まぁ、没落していった結果、オーストリア帝国はオーストリア=ハンガリー二重帝国となるのですが。
この時に皇后であったエリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ・フォン・ヴィッテルスバッハをモデルにしたフィクションです。ちなみに「エルジェーベト」というのは「エリーザベト」のマジャール語読みです。
個人的にはここから第一次世界大戦に向かうあたりの歴史に興味があります。大学で受講した世界史の講義がちょうどこの頃を取り扱っていたこともあるのですが、オーストリア=ハンガリーの姿が長いヨーロッパの歴史で「国」というものがどういうものであったのかを知る手がかりだと思っているからです。
ちなみにこの二重帝国という制度は、オーストリア帝国の皇帝とハンガリー王国の国王を同じ人物が務めることからついています。実はハプスブルグ家の領土が最大だった頃は、ドイツや北イタリア、さらにはスペインまでも領土となっていました。これはスペイン国王も兼ねていたからです。
この制度はいまでもイギリスにて使われています。ちなみにイギリスという名称の国はなく、正式には連合王国(United Kingdoms:UK)です。イングランド王国、スコットランド王国、ウェールズ王国、北アイルランド王国の4つの国の国王をエリザベス2世が1人で兼ねているため、正式名称はUKなのです。地図によっては「グレートブリテン島および北アイルランド連合王国」と書かれている地図もありますね。
というわけで、私もなるべく「イギリス」とは言わず、「UK」を使う様にしています。またアメリカ人は自分の国のことを「USA」と呼ぶので、こちらもできるかぎりUSAを使うようにしています。
今月の歩数:63,684歩
今日の体重:72.3kg
「ゼロ」
今日の我が家本紹介はこれです。
「ゼロ」愛英史原作・原案、里見桂作画 全78巻 集英社刊
我が家最大の蘊蓄本です。全巻揃ってます。
特徴は…まー、ネームが長い長い…贋作者の話なのですが、そのため美術品や画家についての人生だの制作に対する想いだのを
「これでもか!」
というくらい書き込んでいます。ページによっては文字で全面が埋まっているんじゃないかというくらい。
これらはもちろんもとになる、しっかりとした資料があり、そこから構成されていますので、何冊もの美術書や歴史書を読んだような気にさせてくれます。もちろん、フィクションですし、
「いや、それはないだろ」
という部分もあるんですけどね。
でも、画家の人生についてはノンフィクションですから、このコミックで数多くの作品や画家を知ることが出来ました。
明日も蘊蓄本を紹介予定です。
「北欧現代史」
今日の我が家本紹介はこれです。
「北欧現代史」百瀬宏著、1980年 山川出版社刊
昨日に引き続いて、今日はこれです。現代史とはなっていますが、最初の4分の1くらいは先史時代から近代までを取り上げていますので、現代に至るまでのざっくりとした系譜について知ることが出来ます。
久しぶりに引っ張り出してさらっと読んでみましたが、いやぁ、クヌート大王(デンマーク)の北海帝国とか、グスタフ2世のバルト帝国とか、一時期は大変大きな国だったこともある地域ですからねぇ。歴史の変遷を感じるわ。
1980年までの歴史しか押さえていませんから、平成以降の動きについてはわからないわけですが、それでも北欧史を知りたいなら、まずはこれを読むのが良いと思います。さすがに昨日のは読むの大変なので。
「世界を変えた書物」展
大阪市立科学館で友の会の例会に出た後、グランフロント大阪で行われている
「世界を変えた書物」展
に行ってきました。天文学系で言うと、「アルマゲスト」や「天体の回転について」「新天文対話」「プリンキピア」などなど、錚錚たる書籍群です。しかも全部初版本というレア度。金沢工業大学が所蔵している書物から持ち出してきたそうなのですが、いやぁ、すごい物ですね。
ちなみに、天文学系以外では「種の起源」とか「幾何学原論」「流体力学」などがあり、全部で100冊以上です。うん、これは確かにすごい。そういや今年の国際光年に関係しそうな物も、ニュートンの「光学」だけじゃなく、アル・ハーゼンこと、イブン・アル・ハイサムの「光学の書」なんてのも。
明後日までですので、もしお時間のある方は、是非行ってみられては如何でしょう。
「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」
これは面白い。
「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」
ジョー・マーチャント著
木村博江訳
文藝春秋刊
その昔、私がこの器械を知ったのは、たぶんオーパーツがらみの本だったような気がします。でもちゃんと研究している人たちがいて、真面目に復元を行ってきていたのです。
そしてこの10年くらいの間に、CTスキャンなどの新たな技術が現れたおかげで、その内部の構造を解析する事が出来るようになり、この数年でネイチャーをはじめとする科学雑誌に論文が次々と投稿されたようです。
今から2000年以上前に作られ、沈没した船から引き上げられたこの古代ギリシア時代の器械は、一種のプラネタリウムであり、またカレンダーでもあったようです。当時から知られていた
「サロス周期」
などの天文学の知識をふんだんに盛り込んだこの器械は、惑星の位置などを表す事が出来たと考えられているようです。うーん、ちょっと論文を取り寄せて読んでみたいなぁ。というか、この器械、作ってみたいなぁ。ものすごく面白そうです。
しかも、これまで哲学には強かったけど、技術面ではあまり顕著なものはなかったと思われていた古代ギリシアに対する見方も大きく変わりましたし。
