「遊星」

今日の我が家本紹介はこれです。

「遊星」 山本一清著、恒星社厚生閣刊

惑星についての啓蒙本です。これも古くて、昭和13年ですから、1938年のものです。太平洋戦争が始まる前ですね。

まぁ当時のものなので、写真も今からすると不鮮明なものしかありませんし、あとはスケッチがメインだったりするわけです。
それでも、当時の惑星についての知識をガッツリと知ることができますので、貴重な情報を得られる本です。

ちなみに著者の山本一清(やまもといっせい)は京都帝国大学教授で、花山天文台の初代台長。この本が出た頃にはIAUの黄道光委員会初代委員長に就任していました。

「趣味の天文」

今日の我が家本紹介はこれです。

「趣味の天文」 一戸直蔵著、大鐙閣刊

大正10年(1921年)に出版された本です。我が家のは昭和4年の第2版ですけど。要は、当時の普及書です。

内容は恒星の明るさ、惑星の話、そして神話などを含めた星座の話です。この当時はまだ星雲が銀河系内なのか銀河系外なのかという議論があった時代ですし、ハッブルの法則などは発見されていないタイミングですので、銀河とか宇宙の膨張みたいな話には触れられていませんでした。

こういう本があると、当時の最先端の話というのを追いかけやすくなります。ということで、とにかく古い本を集めるということをしているのです。

明日以降も古い本を紹介していきますよ。

「図説 ヴァイキングの歴史」

今日の我が家本紹介はこれです。

「図説 ヴァイキングの歴史」 B.アルムグレン編、蔵持不三也訳、原書房刊

ヴァイキングというと「海賊」というイメージが強いと思いますが、実態は全く別物です。もちろん海賊行為を行っていた集団もいるのですが、移住者して開拓した人々もいましたし、交易を営んでいた者もいました。一部は傭兵にもなっていました。

この本ではどこに住んでいたのか、どの様な生活をしていたのか、遠征、交易拠点、侵略と入植、信仰(北欧神話)、サガやルーン文字など、様々な観点からヴァイキングの実像に迫っています。一冊あると結構便利な本だと思います。ただし、やはり古本でしか手に入らないと思いますけど。

ちなみに私は1990年代前半にこの本を手に入れていましたので、一応新刊で買い求めました。大学時代に古代スカンジナビアや、中世ヨーロッパ史を学びましたので、その流れで購入したんですよね。そう思おうと、いろいろと買ってるなぁ。

「歴史新聞」

今日の我が家本紹介はこれです。

「歴史新聞」 歴史新聞編纂委員会編、日本文芸社刊

「歴史上の出来事を新聞にしたら」がコンセプトのこの本。世界史を古代から近世あたりまでを取り扱っています。まだ新聞がなかった時代を中心にということです。

歴史の授業で習った出来事も、新聞のような形で学べると、ずいぶんと見え方が変わってきます。また秀逸なのは新聞である以上、時間軸で紙面が構成されていますので、世界中の同時期に起こったイベントを横串で見ていくことができる点です。世界史の学習の際にはこの視点が大変重要ですので、学生の参考書としても良いです。

ただ、新版の方でも2003年発行ですので、もう古本でしか入手できない状態になっています。重版してくれると良いのですけどねぇ。

「幻の大発見」

今日の我が家本紹介はこれです。

「幻の大発見」 アービング・M・クロッツ著、朝日新聞社刊

科学者も間違えることはあるのよ。特に自分が考えていたとおりの実験結果が出たりなんかすると、
「来たコレ!」
とかなってですね…N線とか、まさにそういう感じ。あと、最近だと「常温超伝導」とか「STAP細胞」とか。

もちろん、第三者が検証して、しっかりと同じ実験結果が出れば良いのですが、中には結構微妙なものもあるんですよね。なので、
「これホント?」
という形で議論にはなるんですが、お互いが譲らないといろいろと論争になります。でもこの論争というのは科学としては良いことです。そうやっていろんな批判を全てかわすことができた説だけが生き残っていきますので。

まぁ、でも科学者は大変だけどねぇ…

「宇宙の科学史」

今日の我が家本紹介はこれです。

「宇宙の科学史」 中山茂著、NHK出版刊

1980年代に放送されていた「NHK市民大学」のテキストです。その後、「NHK人間大学」と名称が変わり、現在ではこれに相当する番組は放送されていません。あえて言うなら、放送大学があるので、無くなったということなのかも知れません。

さて、この本は宇宙論の歴史を紹介してくれています。最初は古代メソポタミアやエジプト、インド、中国などの古代文明で考えられた宇宙の姿から始まり、最終的にはビッグバン宇宙論までを紹介してくれています。宇宙論というか、天文学の歴史や、発展を知りたい方には入門とも言える本です。

残念ながら、放送された内容はビデオも撮っていたはずなのですが、それはどこに行ってしまったのか、もはやわかりません。でもまぁ、この本があるだけでも結構便利です。いまでも時々
「あれって何だっけ?」
とど忘れしたときには活用しています。

文字世界で読む文明論

今日の我が家本紹介はこれです。

「文字世界で読む文明論」 鈴木菫著、講談社刊

まず最初に言語の発祥と発展をざくりと説明しています。その後、文化との兼ね合いの話になっています。そこから文明の話に繋がっていくわけです。もちろんその文明の中には宗教の話も入っています。

ある程度知っている話ではありますが、文明史と文字との関係をキーに紐解いていくものですので、切り口は面白いです。興味があったら、是非。

「近江から日本史を読み直す」

今日の我が家本紹介はこれです。

「近江から日本史を読み直す」 今谷明著、講談社刊

滋賀県民としては、やはり地元の歴史は知っておかないと、ということで購入したわけですが…

そもそも大津京があったり、瀬田の唐橋があったり。
安土城も長浜城も、明智光秀も石田三成も。さらには木曽義仲の墓もあります。近江商人の出でもあります。
近代では大津事件が発生した場所でもあります。

実のところ、滋賀県という所は、日本史ではかなり大きなウェイトを占めているわけです。京都の植民地っぽく扱われてもいますが、東国から京都に行こうと思えば滋賀というか近江は通らざるを得ない場所だったわけですから、そりゃいろんなドラマが発生するんですよ。

というわけで、いろんな話が紹介されています。