今日の我が家本紹介はこれです。
「知のナヴィゲーター」 中澤務、森貴史、本村康哲編、くろしお出版刊
似たような本に「知へのステップ」もあります。聞く、読む、調べる、書く、プレゼンする、ディベートするなど、大学生として必要なスキルを定義し、それを身につける方法を記述しています。正直、大学生でなくても必要です。特に社会人としては必須のスキルでしょう。
本業で作っているeラーニングのコンテンツでは、このあたりを意識して作っていますし、今のシステムやコンテンツを考える上でのベースになっている本です。
「eラーニング白書」
今日の我が家本紹介はこれです。
「eラーニング白書」 日本eラーニングコンソシアム編、東京電機大学出版会刊
2001/2002版から始まり、この2008/2009版まで出ていました。ここで終わっちゃったんですよね。
でもこれは毎年のトレンドや市場規模の予測などが出ていて、非常に使い勝手が良かったのです。いまからeラーニングに参入したい人は、こういう資料がないので大変かも知れません。
一応、我が家には全巻揃っておりますので、いまだに時々パラパラとめくることがあります。時代の変遷を追いかけるのに便利なもので。
「理科の授業づくり」
今日の我が家本紹介はこれです。
「理科の授業づくり」 広木正紀、内山裕之編著、東京書籍刊
昨日に続いて教育関係です。
「先生、こんなの勉強して将来何の役に立つの?」
学習嫌いな生徒の常套句なわけですが、社会の中でどの様に活用指されているのか、または直接使わなくても、学んだ内容と同じ手法を生活の中で使ってみると、上のような発言は論破できます。ただし、それは面白いか、役に立つと実感してもらわないといけませんが。
この本、いろんなネタが出ています。しかも実践例として。私も思いつかなかった内容もありますし、こういうネタ本は非常に重要です。
また、協働学習の例や、ドラマ仕立て授業の例なども紹介されていますので、少し古い本ではありますが、現役の教員は読んで損はしないと思います。
「環境教育指導資料」
今日の我が家本紹介はこれです。
「環境教育指導資料」 文部省刊
文部科学省ではなく、文部省時代の本です。当時は「総合的学習の時間」が導入されたころ。なので、現場の教員が使える資料がほとんどなく、一部の「できる」教員以外はとんでもない授業を平気でやってました。正直
「もうちょっと工夫しろよ」
と言いたくなるレベル。
それに業を煮やしたわけでもないのでしょうが、こんなのを資料として出していたわけです。まぁ、「できる」教員以外は、この資料に到達できなかったとは思いますけどね…
「インストラクショナルデザインの原理」
今日の我が家本紹介はこれです。
「インストラクショナルデザインの原理」 R.M.ガニェ, W.W.ウェイジャー, K.C.ゴラス, J.M.ケラー著、鈴木克明, 岩﨑信訳、北大路書房刊
教育のためのコースをどの様にしてデザインするのかについて書かれた本です。個人的には教育や企業研修に携わる者は全員必修だと思っている内容なのです。まぁ、ほとんどの人が読んでないと思いますが…
定義としては
「教育の真のニーズ充足のために学習の効果・効率・魅力向上を図る方法論」
とされています。そのうえで、デザインを行うプロセスとして
・ニーズ調査
・初期分析
・設計
・開発
・実装、実施
・評価
を行い、これをPDCAの様に回しながらコースの向上を図ることが必要です。
まぁ、この本を読み込むのは大変なので、下記でも良いと思いますけどね。
「実践 インストラクショナルデザイン 事例で学ぶ教育設計」
内田実著、清水康敬監修、東京電機大学出版局刊
「PISA調査の解剖」
今日の我が家本紹介はこれです。
「PISA調査の解剖」 袰岩晶、篠原真子、篠原康正著、東信堂刊
教育における国際調査であるPISA。その調査の方法や分析方法を紹介してくれている本です。実は、教育コンテンツを作る際には、PISAをものすごく意識して作っています。
というのは、日本ではなく、世界でこれから求められる能力はPISAの出題に反映されます。
そして今のトレンドはパソコンを使って答えること。調査自体がパソコンで解答する方向に進み始めました。日本はこの辺が弱いので、来年の調査ではそのへんが不利に働いてくる可能性もあります。
また、パソコンを使うのは当たり前で、その上で学力の調査を行われますが、問うてくる内容もこの何回かの傾向はわかりますが、そろそろ新たなスキルを放り込まれる可能性があります。AI(人工知能)を使いこなすスキルを求められていますので、そろそろそのあたりを問うような出題があるのでは?と思っているんですよね。
そういうのを知りたいのであれば、PISAの内容はこれからも要注意です。
「フィンランドの理科教育」
今日の我が家本紹介はこれです。
「フィンランドの理科教育」 鈴木誠著、明石書店刊
北欧、特にフィンランドの教育システムは世界の先端を行っていると言っても良いですし、日本とはまったく異なるシステムだというのがよく分かる本です。
「日本の学校は教員が教えているだけで、生徒は学んではいない」
というのは非常に重要な指摘です。「学ぶ」には自発的に課題を設定し、その解決方法を自分たちで考えることが必要だという考え方です。教員はあくまでもファシリテーションに徹し、生徒をサポートするのみ。
いまでこそ「アクティブラーニング」という言葉で日本でも話題に上っていますが、フィンランドは前世紀からこれをやっています。
実際、ソ連に木材を輸出するしか産業の無かったフィンランドにノキアなどのIT系企業が数多く生まれたのは、この教育のおかげだと言われていますし。
さて、日本はどれだけ上手く回せるようになるのか。
「序説 STS教育」
今日の我が家本紹介はこれです。
「序説 STS教育」 小川正賢著、東洋館出版社刊
今のSTEAMS教育に繋がる流れだと思っています。STSは
Science, Technology and Society
の略で、「科学技術の使い方は社会で決める」という考え方など、科学技術と社会の関係性を考える学問領域です。
それを教育に取り入れたのがSTS教育です。そしてその流れがSTEAMS教育に繋がっているわけです。
ちなみにSTEAMSは
Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics and Sports
です。まぁ、リベラルアーツとどう違うんだと言われると、ちょっと違いは分からないんですけどね。
