「趣味の天文」

今日の我が家本紹介はこれです。

「趣味の天文」 一戸直蔵著、大鐙閣刊

大正10年(1921年)に出版された本です。我が家のは昭和4年の第2版ですけど。要は、当時の普及書です。

内容は恒星の明るさ、惑星の話、そして神話などを含めた星座の話です。この当時はまだ星雲が銀河系内なのか銀河系外なのかという議論があった時代ですし、ハッブルの法則などは発見されていないタイミングですので、銀河とか宇宙の膨張みたいな話には触れられていませんでした。

こういう本があると、当時の最先端の話というのを追いかけやすくなります。ということで、とにかく古い本を集めるということをしているのです。

明日以降も古い本を紹介していきますよ。

「天文学の最前線」

今日の我が家本紹介はこれです。

「天文学の最前線」 フレッド・ホイル著、鈴木敬信訳、法政大学出版局

1980年代にNHKで放送された「パノラマ太陽系」という番組がありまして。その中で「金星」の回には
「表面が石油の海で覆われていると考える者もいた」
というナレーションがありました。

それまで
「金星は地球に遅れて進化しているので、まだ恐竜の世界だ」
などという説があったのは知っていましたが、「石油の海」は初耳でしたので、
「いったい、どこのどいつがそんなことを言ってるんだ?」
と不思議に思っていたのですが…

なんと、この本に書いてありました。どうもホイルはそういう考え方もありだと考えていたらしい。この本を読んで、ようやく長年の疑問が解けたのを思い出しました。

ちなみにこの本、1968年の本です。そして知り合いから譲っていただきました。ありがとうございます!

「異星人の正しい創り方」

今日の我が家本紹介はこれです。

「異星人の正しい創り方」 Stanley Schmidt著、CONTACT Japan訳

原題は「Aliens and Alien Societies」です。異星人を考えるうえで、まずは地球人および地球上の文明や文化が育んできた成果を解説し、どれだけの多様性があるかを説いているのも特徴です。

とはいえ、「異星人の言語」でも、別にどうやれば異星人っぽい言語が創れるのか、みたいな話はありません。あるのは、様々な地球言語のバリエーションです。そこから考えろということなのでしょう。それはそれで面白い。少なくとも、考えるのに必要な情報は与えられていますから。

他にも天文学、生物学、社会学など、様々な観点から解説している章がありますので、「地球人の持つ多様性とは?」を知る上でも役に立つ資料だと思います。

「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」

今日の我が家本紹介はこれです。

「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」 半田利弘著、誠文堂新光社刊

宇宙戦艦ヤマトの第1作は、旧作も新作である2199も、大変天文学的な知見を盛り込んでいます。太陽系内の描写、例えば火星、木星、土星、冥王星もそうですし、太陽系外の描写についても、その当時の最新の話が盛り込まれています。

まぁ、残念ながら2以降は天文の「て」の字も出なくなってしまうのですが…完全にスターウォーズみたいなもんで、
「宇宙が舞台」
ってだけ。

でも1作目は天文学っぽいので、私もちょくちょく利用しています。この本は、そういう楽しみ方をするためのものです。

「ASTEROID Miners」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ASTEROID Miners」 あさりよしとお著、徳間書店刊

宇宙開発が民間主導になった時代。小惑星の開発なども民間が主導で行い、そこで生まれた二世や三世がいる時代。

宇宙で生活をするというのはどういうことなのか。どんなところが地球上とは違うのか。そんな世界観ギャップを楽しむ本です。さすが、あさりよしとおだなぁと思わせてくれる内容です。

全2巻ですので、読みやすいのではないでしょうか。

「ノーラ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ノーラ」 中田玲子、御厨さと美著、講談社刊

昨日に引き続いて、OVAの小説化作品です。実はこの作品、一番最初は御厨さと美氏のコミックです。我が家にはコミック版もあるのですが、それが原作。それをアニメ化し、さらにその後小説化するという、よくわからない経緯を経た書籍です。

内容はスペースコロニー内での事件を、ノーラと、たまたま居合わせたザカライアセン博士が解決していくという内容なのですが…まぁ、AIの反乱っぽい内容も入っていますので、今も昔もAIに対する人間の不安の形は全く変わっていないのがわかります。

いやぁ…いい加減、もう少し不安の内容が進歩してくれると良いんだけどなぁ。そういう意味ではRURからですら進歩していないという言い方もできるのか。

「第六大陸」

今日の我が家本紹介はこれです。

「第六大陸」 小川一水著、早川書房刊

ご本人も書いていますが、6番目の大陸は南極大陸だったなぁ…と。本来は
「地球上にはない、新しい大陸としての『月』」
なので、
「第七大陸」
が正しいはずなんですよね。

まぁ、言葉の定義は置いといて、要は新たな生活の場所として月を開発し、そこに都市を作ろうという話です。しかも単なる都市ではなく、最初に作るのは
「結婚式場」
です。地球を見ながらの結婚式をエンターテインメントの一環も兼ねて行おうというもの。
物語は12年に渡る、登場人物達の苦闘を描いています。

「スコペロ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「スコペロ」カサハラテツロー著、メディアファクトリー刊

監修に我が指導教官、福江純氏が参加しているという、物語。無重力下でのスポーツを描くわけですが、舞台はスペースコロニー。だって、回転軸上は無重力ですからねぇ。

これもあんまり長くは連載されなかったんですよね…この手の作品の性なのかなぁ…やっぱり宇宙兄弟くらいまで振り切らないとダメって事ですね。