今日の我が家本紹介はこれです。
「銀河の発見」 R.ベレンゼン、R.ハート、D.シーリイ著、高瀬文志郎、岡村定矩訳、地人書館刊
1980年の本です。実は1章の「宇宙の大きさ」が大変ありがたい。特にカプタインとかシャプレーのモデルが紹介されていますので、
「星雲は銀河系内か、銀河系外か」
という論争の流れなどもわかるようになっています。
2~4章はその後の話ですので、正直、どこかで読むことのできる内容も多いのです。無くても良いけど、1冊にまとまってくれているのはありがたいですね。
ちなみに、これも大津市立図書館の放出品です。
「ハワイ島 宙の音」
今日の我が家本紹介はこれです。
「ハワイ島 宙の音」 サニー武石、藤田恒三著、講談社刊
著者がサニー武石氏だということで購入しました。実は、2000年2月に、すばる望遠鏡の取材のためにハワイに行ったのです。ええ、仕事でね。
その際、一部メンバーをサニー氏のツアーに参加させる形をとりまして、彼のツアーの後に別の車で同行する形でマウナケア山頂まで登ったのです。彼からはいろんな話を聞かせていただきました。例えば、
「大阪からおばちゃんタレントがロケでやって来て、山頂で大きな声で笑ったら、そのまま酸欠で倒れた」
みたいな話です。ちなみに山頂は地上の6割くらいしかありませんから、大声で話すとすぐに酸欠で倒れます。同行したヘビースモーカーのカメラマンが3500m地点で呼吸困難に陥ったほどですから。
でもサニー氏がすごかったのは、山頂でタバコを吸っていたこと。毎日登ってると、慣れるんだそうな。
ちなみに帰りの道中、3500m地点で望遠鏡を出して観望会。雲の上ですから、よく見えました。また参加したいなぁ。
「彼らはどこにいるのか」
今日の我が家本紹介はこれです。
「彼らはどこにいるのか」 キース・クーパー著、斉藤隆央訳、河出書房新社刊
今年出た本です。最新の本ですので、METIや巨大構造物かも知れないものを含め、様々な最新情報を取り込んでいます。また、イルカとのコミュニケーションがどの程度進んでいるのかについての情報は大変ありがたいものです。
正直、異星人とのコミュニケーションに関してはCONTACT Japan5で検討した以上の情報はあまりない感じがします。
例えばイルカとのコミュニケーションなどがそうです。異星人と対話を行うどころか、我々人類は同じ星に住むイルカやクジラとの意思疎通すらまともにできていないわけで、異質な、そして知的であろう生命体とのコミュニケーションがいかに難しいのか、という点をまだまだ認識できていません。
また、「銀河百科事典」のくだりがありますが、これはCONTACT Japanでもやっていた
「百科事典を交換して、お互いの言語がわかったことにしよう」
という前提と何も変わりません。そして、この手法が上手く行かないであろう事はCONTACT Japan5で私の得た最大の成果でもあります。
あれからもう20年近く経つわけですが、そんなに変わってないなぁ…情報発信が上手く行っていないのかも知れません。
「科学者たちのまじめな宇宙人探し」
今日の我が家本紹介はこれです。
「科学者たちのまじめな宇宙人探し」 立風書房刊
物理学者、天文学者、生物学者が集まり、それぞれの研究分野を中心に、
「地球外知的生命体を探す」
という活動について解説しています。
このメンバーでお会いしたことがないのは石原藤夫氏と、滝沢守氏だけですね。他の方々にはなんだかんだで一度はお会いしていますし、中でも寿岳潤氏と松田卓也氏にはいろいろとお世話になりました。森本雅樹氏は…お世話になったというか、お世話をしたというか…(苦笑)
実のところ、森本氏は野辺山天文台に在籍されていたときが最初。松田氏は神戸大学教授の時にちょくちょくお世話になりました。そして何よりも寿岳氏には東海大学文明学研究所教授時代に何度もお会いし、講演もお願いしたり、意見交換をしたり、一緒に夜飲んだりと、本当にお世話になりました。
実はJAPAN SKEPTICSとCONTACT Japanでお世話になり、直接教えを請うたことはないのですが、私にとっては第三の指導教官とも言える方でした。
というわけで、当時、真面目にSETIをやっていた方々の考えていたことをまとめられた本です。
大津市立図書館で処分扱いになっていたのを拾ってきました。
「天文地学講話」
今日の我が家本紹介はこれです。
「天文地学講話」 横山又次郎著、早稲田大学出版会刊
天文学、暦学、地理学を1冊にまとめた内容の本です。子午線の話やら測量の方法、そして地図の投影法に至るまでを解説しています。
正直、天文学以外の分野は機器や精度・定義は変わっていきましたが、手法自体が変わるわけではありませんからね。この本の内容で十分に学ぶことができます。
ちなみに明示42年の本です。
「Umstrittenes Weltbild」
今日の我が家本紹介はこれです。
「Umstrittenes Weltbild」 Robert Henseling著、Verlag Philipp Reclam jun刊
日本語に訳すと「物議を醸す世界観」という事になるそうで。まぁ、後半には天文学の話もあるのですが、第1章は
「占星術とその起源」
でして、まー、真面目に占星術の歴史について書かれているっぽい。ホロスコープの書き方なんかも入っていたり。
でも後半にはかに星雲の写真やら黒点・プロミネンスの写真、あまつさえNGC3031の写真なんてのも載っています。
1939年の本ですが、ドイツでここまでの本が出版されていたとは。
ちなみに著者はアマチュア天文家だとのことです。しかし著書も多く、かなり博識だったことも伺えます。
この本は20年近く前にYahoo!オークションで手に入れました。確かチェコだったかに在住の方が出品されていたかと。
ただ、一つ誤算だったのは、タイトルだけがフラクトゥール(ドイツ文字)だと思って落札したら、本文も全部フラクトゥールだったこと。読めねぇよ…っていうか、読むのにものすごく苦労をします。
「月」
今日の我が家本紹介はこれです。
「月」 一戸直蔵著、大鐙閣刊
もう、見ての通り月の本です。
著者は「趣味の天文」と同じ一戸氏。変光星の研究者で、科学ジャーナリストだったという人物です。この頃に啓蒙書を書いているというのは、結構珍しいですね。
東京帝国大学の大学院で天文学を専攻し、その後ヤーキス天文台に渡ったということなので、当時の研究者としても結構やり手だったのではないでしょうか。
もう少し氏のことを調べてみたいものです。
「遊星」
今日の我が家本紹介はこれです。
「遊星」 山本一清著、恒星社厚生閣刊
惑星についての啓蒙本です。これも古くて、昭和13年ですから、1938年のものです。太平洋戦争が始まる前ですね。
まぁ当時のものなので、写真も今からすると不鮮明なものしかありませんし、あとはスケッチがメインだったりするわけです。
それでも、当時の惑星についての知識をガッツリと知ることができますので、貴重な情報を得られる本です。
ちなみに著者の山本一清(やまもといっせい)は京都帝国大学教授で、花山天文台の初代台長。この本が出た頃にはIAUの黄道光委員会初代委員長に就任していました。
