「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」

本日読了。

「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」
 大鐘良一、小原健右著
 光文社刊

2008年に行われたJAXAの宇宙飛行士選抜試験を密着取材した結果を本にまとめたものです。

「宇宙飛行士に求められるのは何か?」

を切り口にして、技術や知識の量ではなく、その人の「人間力」を問う内容になっています。

「リーダーシップとフォロワーシップ」
「仕事に対する覚悟」
「チームを活性化する力」
「ストレスに耐える力」
「危機を乗り越える力」

などなど。

現在就職活動を行っている人、そして私も含めて企業に勤めている人にも是非読んで欲しい内容です。実際に私はこれらを高いレベルで実践できているだろうか?そう自問せざるを得ない内容でした。

 

今日の歩数:13,714歩(1月合計:271,492歩)
今日の体重:67.0kg

「タウ・ゼロ」

久しぶりに読みました。

「タウ・ゼロ」
 ポール・アンダースン著
 朝倉久志訳
 創元社刊

1970年発表のこの本。ビッグバン宇宙論が定常宇宙論に勝利した少し後に書かれた作品ですので、今からすれば宇宙論全体には、というかクライマックスの部分には理論的な問題点があるものの、それ以外は非常に面白い、いや、今でも通用するハードSFに仕上がっています。

うーん、この作品に匹敵するような宇宙論をテーマにしたSFって書けるんだろうか? 今のビッグバン宇宙論をベースにすると難しいかも知れませんね。新しい何か…例えばブレーン宇宙論を使うとか、MONDを適用した宇宙論とか…もっと斬新な宇宙論でも良いけど、そういうのを持ってこないと、これに肩を並べる作品は難しそうだなぁ。

 

 

今日の歩数:12,889歩(8月合計:271,021歩)
今日の体重:65.9kg

天文年鑑を買ってきた

国立天文台からの「理科年表」刊行のメールがやって来たのを見て、

「天文年鑑を買ってこなければ!」

と気が付かされました。お昼休みに会社近くの小さな本屋に行って来て購入しました。まぁ、実はどこにあるのかを見つけられず(平積みしてなくて、棚の一部に1冊だけ入っていたっぽい)、お店の人に持ってきてもらったわけですが。

ところで、ふと思ったこと。

「天文年鑑って、実はスマートフォンに向いたコンテンツじゃないの?」

とね。データ更新は定期的に発生するし、普段持ち歩かないけどすぐに手にとって見たいタイミングがある。しかも使うときは観望会の時か星見に行ったときがほとんどで、周りが暗いことが多いので本だとライトがいるけど、スマホだとバックライトで十分。つーか、最近は携帯やスマホをライトにしてるし、私。

しかも7インチのGALAXY Tabあたりに対応してくれたりなんかすると、大きさもばっちり! 拡大も出来るし、必要なときにすぐに呼び出せるし。

書籍だと1050円だけど、データ化もしくはアプリ化してもらえるなら、月額105円でも払うかなぁ。誠文堂新光社よりもASCII&Astroartsに話をした方が早いのかなぁ…どこでもいいからこういうの出しませんか?

「宇宙から来た72秒のシグナル」

これも読了です。

「宇宙から来た72秒のシグナル」
 鳴沢真也著
 KKベストセラーズ刊

これは昨年の「さざんか計画」という日本全国共同SETI観測プロジェクトの経緯が書かれた本です。この中でもやっぱり私の発言は取り上げられてるんだなぁ…

そうだ、そろそろ本格的に「Post Detection Protocol」の改訂版を考えなければ。これもほったらかしになってるもんなぁ。プログラム書くのに詰まったら、これを考えることにしよう。

「アストロバイオロジー」

4日にブックオフで買ってきたわけですが、もう読み終わりました。

「アストロバイオロジー」
小林憲正著
岩波書店刊

まぁ言ってしまえば「宇宙生物学」というところなのですが、これは入門書として最適です。

地球の生命がどのように進化してきたのかを考察し、その上で「地球の生命の形態は宇宙で普遍なのか?」をテーマに「宇宙での生命」を考える上での視点を与えてくれます。

特に火星における生命のみならず、近年話題となっている木星の衛星エウロパ、土星の衛星タイタン、そしてエンセラダスでの生命の可能性を論じています。

 

「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」

これは面白い。

「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」
ジョー・マーチャント著
木村博江訳
文藝春秋刊

その昔、私がこの器械を知ったのは、たぶんオーパーツがらみの本だったような気がします。でもちゃんと研究している人たちがいて、真面目に復元を行ってきていたのです。
そしてこの10年くらいの間に、CTスキャンなどの新たな技術が現れたおかげで、その内部の構造を解析する事が出来るようになり、この数年でネイチャーをはじめとする科学雑誌に論文が次々と投稿されたようです。

今から2000年以上前に作られ、沈没した船から引き上げられたこの古代ギリシア時代の器械は、一種のプラネタリウムであり、またカレンダーでもあったようです。当時から知られていた
「サロス周期」
などの天文学の知識をふんだんに盛り込んだこの器械は、惑星の位置などを表す事が出来たと考えられているようです。うーん、ちょっと論文を取り寄せて読んでみたいなぁ。というか、この器械、作ってみたいなぁ。ものすごく面白そうです。

しかも、これまで哲学には強かったけど、技術面ではあまり顕著なものはなかったと思われていた古代ギリシアに対する見方も大きく変わりましたし。