「数式のない宇宙論」

今日の我が家本紹介はこれです。

「数式のない宇宙論」 三田誠広著、朝日新聞出版刊

宇宙論の歴史のみならず、宇宙に関係する物理学なども含めた科学史を紹介している本です。本当に数式がいっさい出てきませんので、数学が苦手な人や一旦は言葉でどんな内容かを知りたいという人にお薦めです。

まぁガチで理解するには結局のところ数式は必要になりますし、それをイメージできる様になることが求められるのですけどね。

でも高校生くらいで宇宙論に興味が出たときに読むには良いかな。小中学生だと語彙の問題でしんどそうです。いや、それなりの語彙はないと読めないかな…

「ディアーナ&アルテミス」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ディアーナ&アルテミス」 太田垣康男著、双葉社刊

以前紹介した「MOONLIGHT MILES」と同じ世界観で展開される物語です。「MOONLIGHT MILES」よりも2~30年くらい後のせかいという感じでしょうか。

月面都市ルナネクサスでは人口増加に伴う水不足が発生。水関係のトラブルに対処するため、SGポリスに専門部隊が創設され…という流れです。

実際「月には大量の水がある」などと言われていますが、ものすごく広いエリアの土壌を処理しないと使える水にはならないわけで、それこそ地球上の砂漠だって大量に土を処理したら水が取れますよ、と言っているのと同じです。

地球の場合はどうにでもして水を確保することが可能ですが、月の場合は合成するか、彗星のかけらでも取ってくるしかないですから、将来は大変だろうなぁ。そういう意味では火星の方がまだ水の確保は楽かも知れません。

「アストロバイオロジー」

今日の我が家本紹介はこれです。

「アストロバイオロジー」 小林憲正著、岩波書店刊

国内で発行されたこのジャンルの書籍としては最初ではないでしょうか。今でこそいろんな書籍が出ていますが、あの頃はこれしか有りませんでした。

基本的には宇宙における生命の起源について紹介しています。まだまだ分からないことが多かった時代、まずは分かっている範囲でキッチリとまとめてくれています。

ほとんどが太陽系内の話で、隕石からのアミノ酸検出、彗星の成分、そして火星、エウロパ、タイタンまでですね。今ならエンケラドスや、系外惑星の話も出てくるのでしょうけど、この当時だからねぇ…

それと今なら生命の起源について、もう少し新しい知見が出てくるんじゃないかな。

「宇宙を空想してきた人々」

今日の我が家本紹介はこれです。

「宇宙を空想してきた人々」 野田昌宏著、NHK出版刊

SFの紹介をしているものです。当時あったNHK人間大学のテキストです。特に宇宙開発や宇宙人との交流について描かれた作品をいろいろと紹介しています。

当然H.G.ウェルズの「宇宙戦争」なんかも取り上げられていますが、そこに留まらず「2001年宇宙の旅」、宇宙開発なら「月世界の女」なども取り上げられています。

また宇宙と言いながら時間SFにも言及していまして、「タイムマシン」はもとより「12モンキーズ」まで扱っているあたりがさすが故野田昌宏氏ですよね。

「星空の神々」

今日の我が家本紹介はこれです。

「星空の神々」 長島晶裕・ORG著、新紀元社刊

北天48星座についてはなんだかんだでほとんどの星座に神話が付けられています。しかし南天の星座については神話があるわけではありません。まぁ、カメレオン座とかはまだ行けそうな気もしますが、望遠鏡座とか顕微鏡座なんかどう考えたって神話なんぞありませんから。

とはいえ、どうやって設定されたのかとか、誰が設定したのかなどについては、天文業界、特に観望会やプラネタリウムのあたりにいると知っているに越したことはありません。そういう目的のために購入しました。ただ、買ったのは昨日の本と同じで、25年以上前の話ですけどね。

「【演習】占星学入門」

今日の我が家本紹介はこれです。

「【演習】占星学入門」 石川源晃著、平河出版社刊

20年以上前というか、もうちょっとで30年になるくらい前に購入した本ですので、内容についてはかなり抜けています。

でも確か自分のホロスコープを真面目に書いたような記憶だけはあります。いや、別にそれを信じているわけではないのですが、「星占い」をバカにするのであればちゃんと内容を理解する必要があるだろうと考えたのです。まぁ、当時書いたホロスコープはとうの昔にゴミになり、きっと焼却処分されてしまって跡形も残ってないはずなんですけどね。

ちなみに、ここで重要なのは
「春分点の位置から黄道沿いに30度ずつ12の領域に区切り、自分の生まれた時に太陽、月を含む古典的7惑星がどこにあったのか」
を描き表すことです。つまり現在の国際天文学連合の定めた88星座の境界線など何の意味も持っていません。あくまでも春分点を基点として、12分割された領域を、白羊宮、金牛宮…宝瓶宮、双魚宮と名付けているわけです。なので
「13星座占い?なんじゃその邪道な占いは」
みたいな感じです。

あー、もう一回復習がてら自分のホロスコープを描いてみるかなぁ…

「高度36,000キロの墜死」

今日の我が家本紹介はこれです。

「高度36,000キロの墜死」 谷甲州著、講談社刊

地球で宇宙服を着たままの死体が発見された。でもその人物は直前まで高度36,000キロの軌道ステーションにいたことになっていた、という話。

SFミステリということになっていますが、SFはまぁSFだとして、ミステリ色よりもサスペンス色の方が強くなっている感じです。1988年に出た本ですので、技術レベルについては今からみると甘いところもありますが、それでも宇宙開発の基本はすべて押さえられていますから、宇宙開発ものだとしてみれば、色あせてはいないな、と。

今ならどんなSFミステリが書けるだろうか。ちょっと考えてみたいものです。

「銀河系外天文学」

今日の我が家本紹介はこれです。

「銀河系外天文学」 T.A.アゲヤキン著、笹尾哲夫訳、地人書館刊

銀河系外天文学と言いながら、第1章は恒星、第2章は銀河系内ですので、「おいおい」と言いたくなってしまいます。
第3章からがようやく銀河系外なのですが、「銀河」と言わずに「小宇宙」という訳語が使われています。
まぁ、1968年の本ですので、そういう訳語がまだまだ使われていますよね。こういうのが、科学史を追いかけるのに必要なのですよ。