「エルジェーベト」

今日の我が家本紹介はこれです。

「エルジェーベト」 Cuvie著、 講談社刊

ハプスブルグ繋がりで、今度はコミックです。主人公は「流血の伯爵夫人」バートリ・エルジェーベトではありません。
19世紀、プロイセン王国とドイツエリアの覇権を争っていた当時の、ハプスブルグ家の皇妃です。

この後、オーストリアはハンガリーの独立を認め、オーストリア皇帝とハンガリー王をハプスブルグ家が兼ねるという二重帝国になります。
ですが、この約50年後、第一次世界大戦で敗戦国となり、帝国は解体されていくのです。ハプスブルグ家もそこでほぼ命脈が絶たれてしまい、王家ではなくなってしまいます。その流れの端緒になった時代の話です。
ヨーロッパにおける民族解放運動に興味があれば、是非。