「異端の数ゼロ」

今読んでいる本です。

「異端の数ゼロ」
 チャールズ・サイフェ著
 林大訳
 早川書房刊

なんとなく面白そうだから買ったのですが、これは当たりだわ。いえね、大学では地学でしたので、物理や数学の授業はそんなに数多く受けられなかったのですよ。しかも高校時代以降

「なんでそんなことするんだ? 納得できないなぁ」

と思っていたことが数々あったのですが、これを読んでかなり納得。微分の式の求め方も高校の授業で納得できていなかったのですが、

「あー、そうか。あの『微小数を二乗したらものすごく小さくなるから削除する』ってのもOKなわけじゃなくて、いろいろ問題視されてたんだ」

ということがわかって、これで納得。ホント、高校の時から25年間、ずーっと気持ち悪かったんですよね。

他にも複素空間の考え方とか、テイラー展開、マクローリン展開が何故考え出されたのかとか。射影幾何学の話も理解しやすくて、久しぶりに勉強できて楽しいです。この本が高校とか大学の時に欲しかった。

まだあと4分の1くらい残っているので、まだしばらくは楽しそうです。

 

今日の歩数:8,878歩(1月合計:161,084歩)
今日の体重:66.6kg