今、テレビ(NHK)で
NHKスペシャル「首都直下地震 見逃された危機」
ってのをやっています。主題は
「超高層ビル内が如何に危険か」
という内容です。例えば、超高層ビルは全体が揺れることで倒壊を防ぎます。裏を返せば上の方の階はメチャクチャ揺れるわけで、地面で震度6だった揺れも、27階くらいになると震度7相当の揺れに増幅されてしまいます。
当然、けが人も多く出ます。
しかも電気が止まればエレベーターは動きませんから歩いて降りなければいけませんし、けが人は取り残され、逃げることは出来ません。
しかしですね…そんなのは当たり前の話じゃないのか?
阪神淡路大震災を経験した身からすると、高層ビルの上の階が揺れるのは当たり前。27インチのブラウン管テレビがとんできたり、グランドピアノだって動いてしまうくらいだから。番組でもコピー機が2m以上動くということが実験で示されていました。
電気が止まれば救助活動だって止まってしまうのも当たり前。それを想定した上でビルを建てたり、入居したりするもんでしょ?
私が高層階に住まないのはそういう理由です。自力で歩いて登ることの出来る階数以上の所には住みません。というか、高層マンションの上の方の階に住む人の気が知れません。頭おかしいんじゃないの?
ついでに言うと、BCP(事業継続計画)の話もやっていますが、これも当たり前の話でしょう。みんなそれを承知で東京に本社機能を移してるんじゃないの? もしそうでないとしたら、「甘い!」の一言ですね。
災害はいずれやってきます。その際にどのようにしてそれを乗り越えるのかを考えた上で住む場所や行動計画を立てるべきだと思いますがね。