ヘッドライン・ニュース 「はやぶさ」地球帰還に向けて
○はやぶさ、地球帰還が微妙に 姿勢制御装置に不具合<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511290376.html
○はやぶさ:姿勢制御用ガス噴射エンジンに新たなトラブル<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051130k0000m040058000c.html
○探査機「はやぶさ」、姿勢制御の回復が難航<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051129/sha075.htm
○はやぶさの小型ジェットに不具合、安定姿勢を逸脱<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051126i312.htm
○「はやぶさ」のジェットに新たな障害…地球帰還は微妙<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051129i213.htm
○はやぶさ・姿勢制御不能、一時通信途絶<時事通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-04123660-jijp-soci.view-001
○姿勢制御の回復が難航 探査機はやぶさ<共同通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000148-kyodo-soci
無事に試料採集を終え、地球へ帰還と試料回収ミッションを残すのみとなった「はやぶさ」ですが、A、B2系統ある化学エンジンのうちB系統から燃料漏れが発生したようです。これへの対処ということで一旦両系統の燃料供給弁を閉じ、「はやぶさ」をセーフモードにして問題を回避したのですが、通信が途絶したりと、通常の運用モードへの復旧がまだ出来ていない状況のようです。なるべく早い時期の回復を行わないと、地球帰還にも影響を与えるので、現在復旧作業が続けられております。
ニュース一覧
「はやぶさ」は2回目のITOKAWA着陸を無事終えました。世の中では、新旧交代が進みつつあります。新望遠鏡構想に注目です。
【天文学:「はやぶさ」(第2回目着陸)】
○「はやぶさ、採取を確信」・実験成功で宇宙機構の教授会見<日本経済新聞>
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051126AT1G2601E26112005.html
○はやぶさ、小惑星の岩石破片採取作業に成功<日本経済新聞>
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051126AT2G2600426112005.html
○はやぶさ大役、星の旅 日本の得意技術が結実<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511260335.html
○はやぶさ、2度目の着陸に成功 試料採取もほぼ確実<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511260114.html
○はやぶさ:2度目の着陸に挑戦、採取成功か<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051126k0000e040010000c.html
○はやぶさ:歓喜のJAXA管制室「やったー」<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051126k0000e040060000c.html
○はやぶさ:一瞬の早業着地 生命の起源解明へ期待膨らむ<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051127k0000m040080000c.html
○はやぶさ:イトカワの岩石採取の指令を確認 JAXA発表<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051127k0000m040093000c.html
○“世界初”歓声上がる はやぶさ、岩石持ち帰り期待 JAXA<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051126/sha085.htm
○はやぶさ、帰還へ JAXA「岩石採取を確信」<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051126/sha097.htm
○「はやぶさ」岩石採取成功か 小惑星イトカワに再着陸<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051126/evening/27iti001.htm
○探査機はやぶさ、着地へ“最後の挑戦”降下開始<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051125i215.htm
○はやぶさ、イトカワ再着陸…岩石採取装置も作動<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051126i304.htm
○「やった」研究者歓喜、睡眠削り成果…はやぶさ再着陸<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051126i305.htm
○「はやぶさ」岩石採取生中継、3か月分のアクセス殺到<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051128i412.htm
○岩石採取「ほぼ間違いない」=金属球、2発発射-探査機「はやぶさ」・宇宙機構<時事通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000096-jij-soci
○小惑星の岩石採取、成功=世界初、07年地球回収-探査機「はやぶさ」・宇宙機構<時事通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000043-jij-soci
○はやぶさ・採取間違いないと川口教授<時事通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-04118668-jijp-soci.view-001
○はやぶさ・再着陸直前の「イトカワ」<時事通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-04118717-jijp-soci.view-001
○はやぶさ・採取成功祝う川口教授ら<時事通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-04118586-jijp-soci.view-001
○小惑星離脱、地球帰還へ 岩石採取を確信と宇宙機構<共同通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000162-kyodo-soci
○「はやぶさ」小惑星へ金属球発射 岩石採取に成功か<南日本新聞>
http://373news.com/2000picup/2005/11/picup_20051126_12.htm
○はやぶさ世界初の岩石採取/成功導いた!会津大の英知/チームの苦労実る/寝る間も惜しみ画像分析<福島民報>
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20051127/kennai-20051127101114.html
○はやぶさ、2回目の着陸でサンプル採取の可能性大! 成功へ向け一歩前進<MYCOM PCWEB>
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/11/29/001.html
○小惑星探査機はやぶさ、試料採取に成功<SLASHDOT JAPAN>
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=05/11/26/1151217&from=rss
【天文学:電波天文衛星「はるか」】
○衛星「はるか」の運用終了 送信機用の電源を切断<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051130/sha079.htm
○電波望遠鏡衛星「はるか」運用終了<SLASHDOT JAPAN>
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=05/11/30/1529233&from=rss
【天文学:新望遠鏡】
○九州最大級の光学望遠鏡、春に公開 石垣島天文台<琉球新聞>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051124-00000016-ryu-oki
○直径30メートルの主鏡を備えた巨大望遠鏡<WIRED JAPAN>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000001-wir-sci
【天文学:その他】
○星系誕生の過程を確認、質量は太陽の100分の1<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051201ik01.htm
○火星、北極近くに分厚い氷の層・ESAとNASA<日本経済新聞>
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051201AT1G0100501122005.html
○大気環境保全活動に貢献 多賀の天文台に功労賞<京都新聞>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000017-kyt-l25
【宇宙開発:H2Aロケット8号機】
○地球観測衛星ALOS打ち上げ、1月19日に 愛称公募<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511300313.html
○H2Aロケット:8号機を1月19日に打ち上げ<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051201k0000m040029000c.html
○H2A8号機、発射は1月 衛星の愛称を募集<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051130/sha070.htm
○JAXA、衛星「ALOS」の愛称公募 – 採用者は打ち上げをペアでご招待!<MYCOM PCWEB>
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/12/02/011.html
【宇宙開発:中国】
○中国:10~15年で宇宙ステーションの建設能力備える<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051129k0000e030022000c.html
○「神舟6号」有人宇宙飛行代表団が香港到着、熱烈な歓迎を受ける<新華社通信>
http://www.xinhua.jp/news/topics/10040314.html
○10~15年以内に中国は有人月面着陸の能力あり=胡世祥氏<新華社通信>
http://www.xinhua.jp/news/free/10040336.html
○2007年「嫦娥1号」月周回衛星打ち上げ計画は順調=専門家<新華社通信>
http://www.xinhua.jp/news/free/10040407.html
○中国有人宇宙飛行プロジェクト、13年間で費用200億元未満<新華社通信>
http://www.xinhua.jp/news/free/10040479.html
○「神舟6号」飛行士らに中国青年五四傑出貢献メダル<人民日報>
http://j.people.com.cn/2005/11/28/jp20051128_55456.html
○中国、07年に月周回衛星「嫦娥1号」打ち上げへ<人民日報>
http://j.people.com.cn/2005/11/29/jp20051129_55500.html
【宇宙開発:その他】
○有人月探査のため日欧中露印に協力呼びかけ…NASA<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051129ik01.htm
○火星への有人飛行、自給自足とリサイクルで<WIRED JAPAN>
http://hotwired.goo.ne.jp/news/20051128302.html
○火星を緑の惑星に――「火星環境シミュレーター」で栽培実験<WIRED JAPAN>
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051122301.html
【その他】
○科学技術予算増額に「黄信号」 数値目標、財務相が反対<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511280354.html
○航空乗務員の宇宙線被ばく量、管理目標値を設定<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051128ik21.htm
ニュース解説
【天文】
11月16日、「はやぶさ」はITOKAWAに向けて2度目の着陸を
試み、無事試料採集にまで成功した模様です。高度14mのところで再び
上昇指令が出たらしい、という情報が流れた時には「どうなることか」と
思いましたが、無事着陸。当初予定より30分ほど遅れた午前7時30分
頃ですから、ほぼ誤差の範囲であると考えて良いでしょう。
その後、設置を確認したことから自動的に2本のプロジェクタから弾丸
を発射。地球上での実験通りに行っていれば、ほぼ確実に1g弱の試料を
ITOKAWAから採取したことになるそうです。詳細は以下のURLを
ご確認下さい。
「はやぶさ」の第2回着陸飛行の結果と今後の計画について
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
では、この試料は何の役に立つのでしょう?小惑星は惑星が誕生した頃の記録を比較的よくとどめている天体だと考えられています。というのは、地球をはじめとする惑星、そして月のような大きな天体は、形成時に一度どろどろに溶け、核、マントル、地殻などという様に場所によって成分が異なってしまうような変成が起こっており、太陽系初期の情報は失われてしまっているのです。しかし、小惑星はそのような変成が起こらなかった、もしくは起こったとしても大変少ないと考えられています。
ここから試料を持ち帰ることは、惑星がどのような環境の下で形成されたかを知る重要な手がかりと考えられています。
あとは無事に採取した試料を地球に持ち帰る、というミッションが残るのみとなった「はやぶさ」ですが、現在は通常運用が行えていない状況にあります。一刻も早い回復が望まれます。詳細は以下のURLで。
「はやぶさ」の第2回着陸飛行後の探査機の状況について
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129_2.shtml
さて今週は衛星運用の終了と新望遠鏡構想とが両方出てきました。ではまず運用終了ですが、これは電波天文衛星「はるか」です。1997年に打ち上げられ、日本のみならず世界各地の電波天文台と協力し、高解像度の電波画像の取得を行ってきました。設計寿命3年を大きく越え、2年前に姿勢制御装置の故障から観測を中止するまで、様々な成果を挙げました。
この「はるか」はVSOP計画(VLBI Space Observatory Programme)を担ってきました。今後は2010年打ち上げ目標のVSOP2に引き継がれる予定です。ちなみに「VSOP」は「ブイソップ」と読み、間違ってもブランデーの等級である「V・S・O・P」ではありません、というふうに関係者は言い張っています(笑)。
今度は新望遠鏡構想ですが、30mの口径を持つ大望遠鏡がアメリカで計画されています。これは「すばる望遠鏡」の様に1枚の鏡ではなく、同じくアメリカのKeck望遠鏡のように小さい鏡(Keckの場合は1.6m)を並べ、全体として30mにしようといいうものです。ただしヨーロッパの方でも50mとか100mとかいう、すさまじいサイズの望遠鏡の計画が動いているようですので、どうなるか、いつ頃完成するかが楽しみです。
これくらいのサイズの望遠鏡が出来ると、10光年くらい先にある地球型惑星を、十分な余裕を持って観測可能になります。以前に計算してみたところ、「すばる望遠鏡」クラスだと見えるか見えないかギリギリのところでしたので、これらが完成すると、遂に地球型惑星が本格的に発見されて、宇宙開発も新時代に突入するかも知れません。
【宇宙開発】
その宇宙開発ですが、日本の主力ロケットH2Aの8号機が、陸域観測技術衛星「ALOS」を、2006年1月19日に打ち上げる予定であると発表されました。予備期間は1月20日~2月28日です。衛星またはロケットによほど大きなトラブルが発生しない限りは打ち上げが行われることになります。
また12月25日まで、このALOSの愛称募集がJAXAで行われています。ご興味がある方は、JAXAのWebサイト(http://www.jaxa.jp/)で申し込み方法をチェックしてみてください。
お隣の中国は月周回衛星「嫦娥1号」の打ち上げ準備に追われています。有人飛行計画の発展としての「神舟7号」以降も計画は進んでいますが、月探査もかなり本腰を入れているようです。日本も「はやぶさ」の成功で久しぶりに宇宙関係が活況を呈してきていますが、セレーネ計画は進まず、LUNAR-Aはほとんど中止になってしまったような状態ですので、今後の月探査のあり方、進め方などをもう一度検討し直す必要があるかと思います。
編集後記
宇宙開発をテーマにしているコミック「MOONLIGHT MILE」11巻が発売されました。ちょっとだけネタばらしすると、H2Aロケットも出てきますよ。
そのH2Aと言えば、来月19日に8号機の打ち上げ予定です。さて、今回は無事取材に行けるかなぁ・・・そのための準備をしなければということで、本業の方も処理を加速中です。
