天文・宇宙開発ニュース 第7号

ヘッドライン・ニュース 再び「金星」へ!

○欧州宇宙機関の金星探査機打ち上げ 来春に到着予定<朝日新聞>
 http://www.asahi.com/science/news/TKY200511090414.html
○金星探査機の打ち上げに成功 欧州宇宙機関<CNN日本語版>
 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200511090018.html
○16年ぶり金星探査機、打ち上げ<読売新聞>
 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051109i320.htm
○欧州の金星探査機「ビーナス・エクスプレス」、打ち上げ成功<人民日報>
 http://j.people.com.cn/2005/11/09/jp20051109_54990.html

 ESAの金星探査機「ビーナス・エクスプレス」が無事打ち上げられました。この探査機は開発から打ち上げまでをわずか3年未満という短期間で準備を終えました。そのため、「マーズ・エクスプレス」とほぼ同じものを使うそうです。どのような観測結果が出てくるのか、今から楽しみです。

ニュース一覧

今週は意外と「はやぶさ」の話も少なく、ニュースの数としては落ち着いています。

【宇宙開発:日本】
○新人工衛星:MTSAT-2公開 ひまわり6号と併用へ<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051108k0000m040068000c.html
○地球観測衛星ALOS、データ処理系に異常見つかる<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511090412.html
○陸域観測衛星:センサー部に不具合、年内打ち上げ微妙<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051110k0000m040121000c.html
○年内打ち上げ予定の観測衛星、部品に不具合見つかる<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051109ik21.htm

【宇宙開発:中国】
○清華大学、宇宙飛行士14人に入学許可 修士課程へ<人民日報>
http://j.people.com.cn/2005/11/08/jp20051108_54954.html
○ドッキング衝撃緩和テストが成功 神舟8号に向け<人民日報>
http://j.people.com.cn/2005/11/08/jp20051108_54961.html

【宇宙開発:ビジネス】
○宇宙空間にメッセージ 近畿大教授らがビジネス化構想<朝日新聞>
http://mfeed.asahi.com/national/update/1107/OSK200511060024.html
○宇宙空間からのメッセージ!?何を書きたい?<SLASHDOT JAPAN>
http://slashdot.jp/article.pl?sid=05/11/08/045206&from=rss

【宇宙開発:その他】
○国際宇宙ステーションにテレビカメラ設置<ロイター通信>
http://today.reuters.co.jp/news/newsarticle.aspx?type=worldNews&storyid=2005-11-08T174020Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-193279-1.xml
○宇宙ステーションの輸送、NASAが民間ロケット活用<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051110it04.htm
○危険な小惑星、重力介しけん引=宇宙船がランデブーで-NASA<時事通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000043-jij-int
○史上初 ロックを宇宙に P・マッカートニー<産経新聞>
http://www.sankei.co.jp/news/051111/bun061.htm

【天文学:火星】
○接近中の火星の砂嵐、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511070225.html
○暴風を巻き起こして接近した火星<東亜日報>
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2005110582618

【天文学:「はやぶさ」】
○探査機「はやぶさ」再挑戦、小型探査ロボット投下へ<朝日新聞>
http://www.asahi.com/science/news/TKY200511110114.html
○小惑星探査機:「はやぶさ」が12日に着地リハーサル<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051111k0000m040073000c.html

【天文学:その他】
○星はぐくむ宇宙の「山脈」 NASAが赤外線画像公開<共同通信>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000048-kyodo-int
○宇宙人、皆で探そう…兵庫の天文台が巨大望遠鏡で観測<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051105i301.htm
○【ファンキー通信】世界一遠い宇宙を感じられる場所が、日本に!?<ライブドア>
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1484598/detail?rd

【その他】
○第3期科技基本計画:総合科学技術会議が意見募集<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051112k0000m040054000c.html
○市民講座:科学館の使い方を考える--東京・品川区で29日<毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051109ddm016040062000c.html

ニュース解説

【天文】
「はやぶさ」続報です。前回4日に中止された降下リハーサルですが、本日再度行われる予定になっています。本日のリハーサルは、ウーメラ域を経過した後、ミューゼス海に緩降下を試み、探査ロボット「ミネルバ」を投下する予定です。また前回の中止の原因になったいくつかの問題が解消されたか検証すべく、9日に事前演習を行い、一部を地上から支援を行う形であれば問題がないことが確認されました。やはり姿勢制御用のリアクションホイールが2基機能不全に陥ったことが、かなり大きな障害になってしまったようです。
本日のリハーサルが成功すれば、19日と25日に本番が行われます。署名入りのターゲットマーカーは19日に打ち込まれる予定です。

さて、シュピッツァー赤外線望遠鏡によって、M16「わし星雲」を撮影した写真が公開されています。以前ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影され、星の形成領域である「ピラー構造」などが発見されました。その後プラネタリウムの最新3D映像番組として活用されたりしていましたが、今回の赤外線画像取得で、研究以外にも様々な活用が行われると思います。

【宇宙開発】
ひまわり6号のバックアップとなり、同時運用される予定の運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)が公開されました。こちらは順調に開発が行われているようです。
それに対し、電気性能試験を行っていた地球観測衛星「ALOS」は障害が発生しました。来年打ち上げ予定となっていますが、スケジュールの変更は、今のところ伝えられていません。

その他、宇宙ビジネスとして印字されたメッセージを宇宙空間に放出、2~3ヶ月後に大気圏内に突入して消滅するそうですが、デブリになりそうで、ちょっと・・・という意見もあります。同様のサービスは、以前にIHIエアロスペース社による「スターメール」サービスとして、宇宙ステーションから電子メールを送ってもらえるサービスというのがありました。これも最終的には入力したメッセージが入ったCDを大気圏に突入させていましたが、全メッセージが1枚に納められていましたね。さぁ、新サービスとやらは定着するでしょうか?

【その他】
総合科学技術会議が一般から広く意見募集を行っております。今後日本が目指すべき目標や、重点分野として策定して欲しい分野などの意見集約を行いますので、皆さんも意見を出されてみてはいかがでしょうか?
また、これに連動しているわけではないのですが、今月29日、東京都品川区の総合区民会館「きゅりあん」において、「全国の科学館の新しい使い方・育て方を考える市民講座」が開催されます。様々な分野からの参加者が集まり、討議をする場となるでしょうから、もしお時間がありましたら、皆さんも参加されてみてください。

編集後記

ようやく落ち着きましたね、宇宙関係のニュース。これからは天文に関するニュースが増えてくるかなと。来週の号を発刊する前に、毎年恒例の「しし座流星群」の極大がありますね。今回はあまり条件が良くはないのですが、火球が多い流星群ですし、極大時刻を確認して、前後は観測してみるのも良いかも知れません。