「揺籃の星」

今日の我が家本紹介はこれです。

「揺籃の星」 ジェイムズ・P・ホーガン著、東京創元社刊

いやぁ…まさかのヴェリコフスキーの「衝突する宇宙」を下敷きにした作品ですよ。思わず
「本気か、ホーガン?!」
と思ったわけで…

大昔、木星から飛び出した彗星が地球や火星に影響を与え、今は金星になっているというのが「衝突する宇宙」なんですが…ぶっちゃけトンデモ本なんですね。まぉ我が家にもあるけど。

で、この作品は
「再び木星から(アテナと名づけられた)彗星が飛び出し、これが地球に接近することで大災害が起こった」
という話。太平洋で見られる磁気反転の縞模様もこれで説明するあたり
「いや、すごいなぁ」
とは思わされるものの、どうも本気で信じてるっぽいあたりがちょっと引っかかる作品です。

ちなみに続編に「黎明の星」があります。