「星を継ぐもの」

今日の我が家本紹介はこれです。

「星を継ぐもの」 ジェイムズ・P・ホーガン著、東京創元社刊

昔は「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」を合わせた3部作でしたが、現在は「内なる宇宙」を含めて四部作になっています。

月の表面で一万年以上前に死んだ宇宙服姿の人間が発見されたことから話はスタートします。そしてそこから様々な仮説が立てられ、少しずつ真相に迫っていきます。
まぁ書かれた当時の最新の科学知識がふんだんに盛り込まれていて、非常に出来の良いSF作品でした。
今となっては覆された内容や新発見によって否定されてしまった説も入っていますので、なかなかに厳しくはなっていますが、それでも科学者がどうやって仮説を検証していくのかを知るには良い作品でしょう。