「神様のパズル」

今日の我が家本紹介はこれです。

「神様のパズル」 機本伸司著、角川春樹事務所刊

普通の大学生と天才少女が
「宇宙は無から生まれたというのは本当ですか?」
という老人の問いに答えるため、宇宙を作ってみようと奮闘する物語です。

「無から生み出せるなら、まず無を作って…」
など、量子力学のネタをドンドン投入してきます。うまく行くかどうかをシミュレーションでやらせてみたり、新型加速器まで交えてカー・ブラックホールを作るという話にまでかくちょうしたり。

まぁ理論的に正しいのかどうかは別として、登場人物たちがずっと物理学的な議論をしてるってのはすごい作品だな。しかも議論が面白いんだから…あ、それは理系で物理系の人間だけですか、そうですか。