「われらの有人宇宙船」

今日の我が家本紹介はこれです。

「われらの有人宇宙船」 松浦晋也著、裳華房刊

2000年頃にJAXAというか、当時のNASDAで研究だけ行われていたものです。H-2またはH-2Aを使い、有人の宇宙船を打ち上げるには、どのような設計で、どれくらいの期間で開発ができるのかについて考えられていました。

これ、結構面白くて、日本単独でも8年もあれば有人宇宙船の打ち上げができるというもの。当時は
「今すぐ着手すれば2010年までに日本人を自分たちの力で宇宙に送り出すことができる」
という結論が出ていました。まぁ、宇宙開発には予期せぬトラブルと延期がつきものですので、2010年は難しくても、おそらく2015年までには十分打ち上げができたことでしょう。

ただ残念なことに、日本は人死にに対する忌避感がものすごく強い。1人でも死人が出るのを嫌がるため、まったくこの手の議論は進みませんし、開発も行われません。そういう意味では、これは民間でやるしかないんだろうと思います。

今ではSpaceXなど、様々な宇宙ベンチャーが登場しましたが、この本に書かれているコンセプトは今でも十分に通用すると思います。