「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」 大鐘良一、小原健右著、光文社刊

来年、久しぶりに行われる宇宙飛行士選抜試験。その内容を紹介する書籍です。まぁ、「宇宙兄弟」でも紹介されているので、知っている人も多いのでは無いかと思いますが。

ちなみに宇宙飛行士になった後の訓練というよりも研修?で非常に重要なモノがあります。それは、
「短い時間で仕事に必要な内容を完全に理解すること」
です。もちろん事前に学ぶことも重要ですが、もし疑問が発生した場合
1)何が分かっていないために発生しているのか
2)それを短時間で理解するために必要な質問方法は何か
を究めていく必要があります。
国際宇宙スケーションに限らず、一つの通信局で交信できる時間は10分程。その間に理解を深めるためには、何度も何度も質問と回答を繰り返すようなことはできません。ですから、本質を突いた質問をし、相手にもそれに対する答えだけを求める必要があるわけです。

ちなみに地上勤務の管制官にも同様の研修を行っているとのことでした。