今日の我が家本紹介はこれです。
「20世紀の天文学」 O.ストゥルベ,V.ゼバーグス著、小尾信彌,山本敦子訳、白揚社刊
1965年発行の本です。まだ惑星探査機が飛んでいない頃の太陽系の惑星についての情報などが載っています。何しろ、私が生まれる前に出版された本ですからねぇ。
実は我が家にはこういう古い本も数多くあります。古いものでは明治時代の本も。あー、あと知り合いからもらった、江戸時代末期の写本とかね。
これ、天文学史を調べる上で非常に重要です。何しろ新しく出てくる本は、全て新しい情報で上書きされてしまいますから。どういう経緯で理論や観測結果が発展してきたのかが分からなくなってしまうのです。全部を論文読んで何とかするわけにはいきませんからねぇ。
そういう時に、当時の啓蒙書は大変役立ちます。少なくとも当時最先端の情報で書かれているわけですから。今後も、こういう本をどんどん紹介していこうかと思います。