「TRIGUN」

今日の我が家本紹介はこれです。

「TRIGUN」 内藤泰弘著、少年画報社刊

今は「血界戦線」を描いている内藤泰弘氏の作品です。私はこちらの方が好きです。

主人公は「Love & Peace」を本気で信じ、周囲に対してもそれを貫き続けようとします。どんな相手であっても不殺を貫こうとします。それには、どんなことがあっても生き続けて欲しいという願いがあるから。

それを感じさせられるシーンが数多くあります。特に第9話「そして荒野と空の間を」の最後のシーンが私は大好きです。人々を助けるために命を張った女性。その彼女が好きだった歌を、何十年も経ったあとに、彼女のことなど全く知らない少年が歌います。
「たとえば人が行き続けるという事はこういう事なのだろう。きっと彼女はこれを信じて命をかけたのだ!」

そして最終回の最後でも語られます。
「はるか時の彼方 まだ見ぬ遠き場所で 唄い続けられる 同じ人類のうた」

人類が命を繋いでいくということがどういうことなのか、それを訴え続けた作品だと思っています。