「文体練習」

今日の我が家本紹介はこれです。

「文体練習」 レーモン・クノー著、朝比奈弘治訳、 朝日出版社刊

基本的には1ページで収まる大変短い同じ内容の話を、様々な文体で書き分けているものです。複式記述、遡行、厳密に、など。同じ内容を
「これでもか」
というくらい様々な文体で書いています。そもそも、全てが同じ内容なので、

「あー、あの内容がこんな風に化けるのか」

という変化を楽しむためのものです。ここから自分が書くときの文体のアイデアをもらえますので、なかなかに楽しい本です。

ただし、今会社で書いているコラムなどでは使いにくいので、はてさて一体どこで使おうか、使いどころを悩みます。