今日の我が家本紹介はこれです。
「プラズマ物理入門」 内田岱二郞著、丸善株式会社刊
昨日は星間物理学を紹介しましたので、その繋がりで。これ、大学院の時の講義で使われたテキストです。物理学科の講義でしたが、天文というか宇宙物理の人間としてはこれは重要ですので。
ちなみにこれのおかげで、密度勾配のあるプラズマに電磁波が入射した際に、屈折角は波長依存性を持つことを知りました。このことから、重力レンズ天体を観測した際、もし星間ガス雲を通って来ると、観測波長によって位置がずれて見えるはずだという計算をしたことがあります。
ただし、結構濃密、つまり密度の高いガス雲である必要があり、位置のずれを発見するのは難しそうだと思いましたね。
もう一回、計算し直してみようかなぁ。