今日の我が家本紹介はこれです。
「虚構推理」 城平京原作、片瀬茶柴著、講談社刊
「推理」とありますが、ミステリーではないよなぁ…事件がおきるんだけど、それに物の怪が絡んでいたり、物の怪から見て人間の犯罪の意図が分からないというのがメインかも知れません。それに理由を付けていく感じ。
「いやいや、そのこじつけはどうなんだ?!」
と言いたくなる推理というか理由付けもありますが、複数提示される推理が絡み合い、それらが新たな解釈を生み出していく様は、普通のミステリーでは味わえない面白さがあります。
個人的にはやはり「鋼人七瀬編」と「ヌシの大蛇は聞いていた編」が好きですし、この2編が最もこの作品を堪能できるエピソードではないでしょうか。実際、アニメ化されたのもこれらですし。
最新刊では「雪女のジレンマ編」が完結しましたので、次巻からは新編突入のはず。
ちなみに今回はコミック化したものを紹介していますが、小説版もあります。