「軌道上実験概論」

今日の我が家本紹介はこれです。

「軌道上実験概論」 小田原修監修、 日本マイクログラビティ応用学会編 海文堂刊

宇宙ステーションのような微小重力下での実験にはどのようなものがあるのか、どの様な手順が必要で、何に注意しなければいけないのかなどを知るのに良い本です。なんのかんのと、JAXAの仕事をしていると、どうしてもISS内の環境を想定して実験結果を考える必要もありますし。

特に何か新しい発見をしようというよりも、教育向けの実験素材を撮影してもらおうとすると、地上での対比実験も必要になりますし、指導要領との適合性も考えないといけませんし。学習指導案とこういう本を参考にしながら考えるというのが基本になるのですよ。

…まぁ、すでに実験する内容が決まってて、そこから逆算して何か作ってくれという依頼の方が多かったのも事実なんですけどね…ベルヌーイの定理(そんなの高校でも習わんわい)とか、コマ回し(角運動量保存則?)とかね。まぁ、コマ回しの時は筑波まで行って、若田さんにいろいろと地上からお願いするという体験が出来たので、面白かったけどさ。