「ビッグバン・イノベーション」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ビッグバン・イノベーション」 ラリー・ダウンズ、ポール・F・ヌーネス著、江口泰子訳 ダイヤモンド社刊

以前に「(日本の)イノベーションのジレンマ」を紹介しましたが、こちらもそうです。
基本は「破壊的イノベーション」なのですが、これがクラウドやモバイル機器、そしてそれらを使ったアプリとして展開されると、進化の速度がものすごく速くなります。その結果、わずか数ヶ月から1年ほどで市場構造が全く変わってしまい、それまでのサービス体系を時代遅れなものに変えてしまう、というわけです。

実際、IT業界にいると、その容赦なさを実感します。特に今はAI(人工知能)関係の開発もしていますが、半年で精度が劇的に上がります。1年経つと、市場はまったく異なったものに変化してしまいます。1年前のものは古くて、検討に値しないレベルに見えてしまいます。

そういうスピード感を感じさせてくれる書籍です。