「スノーボールアース」

今日の我が家本紹介はこれです。

「スノーボールアース」 ガブリエル・ウォーカー著、川上紳一監修、渡会圭子訳 早川書房刊

ここのところ科学系の本が続いていますが、これで一旦小休止です。明日以降は緩い本シリーズになります。

今回は全地球凍結を扱う「スノーボールアース」。地球全体が寒冷化し、全てが氷で覆われてしまったという仮説です。

実際、本当に全体が覆われてしまったタイミングがあったであろうと考えられています。ただし同時に、そこから回復する道筋も存在することが示されました。
そしてこの全地球凍結が、生物の爆発的進化を促したとされています。

また、全地球凍結に至らないまでも、かなりの低緯度にまで氷が進出した氷河期は何度かあったと考えられています。過去には考えられなかった仮説がどんどんと登場するのが、科学の面白さだと言えるでしょう。