「常温核融合スキャンダル」

今日の我が家本紹介はこれです。

「常温核融合スキャンダル」 ガリー・トーブス著、渡辺正訳 朝日新聞社刊

特許のからむ領域だと、こういうことも起こると言うことです。科学の世界で、キチンとしたデータの評価無しに論文化してしまうと、
「ものすごい発見!」→「ホントに?」→「なんだ、ウソだったのか」
となるパターンの、最も大きかったネタです。これに近いのは小保方氏のSTAP細胞くらいしか思いつかないですね。いや、韓国でもES細胞で似たような騒動があったか。

データはキチンと取る。そしてきっちりと評価して、都合が悪いからと言って、勝手に消さない。そういう真摯な態度が重要だと教えてくれる1冊です。