「エッダ 古代北欧歌謡集」

「7日間ブックカバーチャレンジ」

昨日はコミックなのに「偽善の勧め」とか哲学っぽく振りましたが、
今日はもう少しライトに。

【第4日目】
「エッダ 古代北欧歌謡集」 谷口幸男訳、1973年 新潮社刊

小学校の時に「北欧神話」なるものがあるのを、小山田いく著「すくらっぷぶっく」で知り、中学・高校は図書館にあるものを読んでいました。ですが、大学に入ってアルバイトで自由にできるお金ができましたので、いろいろと購入したもののうちの1冊です。

エッダは古エッダと新エッダ(スノリのエッダ)があります。古エッダは本来なら韻文詩なのですが、日本語訳されてしまうと韻もへったくれもなくなるため、
いつかは原文で読みたい内容です。ただ、成立が1000年以上前なので、読むのは
超大変でしょうけど。

ちなみに古エッダの中でもP26からの「オーディンの箴言」という項目は面白いです。古代北欧における一般常識というか、こういう場合はこうせよみたいな内容を主神であるオーディンに語らせているのです。個人的に好きなのは

「己の知識を自慢するな。賢くて無口な人が、他家を訪れても、ひどい目にあう
ことは稀だ。分別より頼りになる友は、決して手に入るものではないから。」

「愚か者は毎晩目を覚まして、ああでもない、こうでもないと考える。朝に
なると疲れ果てるが、すべては前とかわらず、みじめなままだ。」

という言葉でしょうか。どちらも今の私が実践できているかどうかは、判断が難しいところなのですが。なるべく実践できるように頑張っているつもりなのです。