「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風」

10年ぶりの新刊です。

「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風」
神林長平著
早川書房刊

3冊目ですが、この間にどんどんと著者の作品指向性が変わってきています。その影響がもろに出ているのが本作なのかもしれません。異星体「ジャム」と地球の最前線、フェアリイ空軍との戦いを描く本作は、ジャムによる人間の感覚器官への欺瞞情報混入というところまで進展。ジャム、地球の軍事コンピューター群、人間の3者の関係がどんどん複雑化していっています。

ご興味のある方は、是非1作目からお読みになることをお薦めします。