「川の名前」

こちらも読了。

「川の名前」
川端裕人著
早川書房刊

「夏のロケット」「せちやん」など、結構好きなんですよね、この人の作品。ちょっと懐かしい、ノスタルジーに浸れそうな感じ。そして、小さい頃の感覚を思い出しそうな感じの作品です。

今回のテーマは「川」。小学校5年生の夏休みに、自分たちの住んでいる地域を流れる川と、そこに住みついた動物を巡る、クラスメイト同士の友情の物語ってところでしょうか?

ところで、

「川は日本中どこにもあって、自分の住んでいる場所をどの川の流域かで考える」

という発想はなかなかに面白いですね。うちだとどうなるんだろう?一番懐かしいのは豊中市新千里南町に住んでいたときだから、あそこは千里川の流域ですね。

今だと「相模川」というよりは「小鮎川」になるのかな?3川合流点に近いから何とも言えないけど。

「小鮎川」。うん、良い名前の川じゃないか。