「宇宙旅行はエレベーターで」

ようやく読み終わりました。

「宇宙旅行はエレベーターで」
 ブラッドリー・C・エドワーズ、フィリップ・レーガン著
 関根光宏訳
 ランダムハウス講談社刊

宇宙エレベーターというか軌道エレベーターの最新本です。これまでの解説本と異なるのは
「どこに作ったらよいか?」
「どういう構造になるのか?」
「どういう運用が想定されているのか?」

などが書き込まれている点でしょう。これまでの本は
「軌道エレベーターとはなんぞや」
を中心に解説し、その物理的な面を協調することが多かったのに対し、今回は費用面の話まで出てきているので、もうちょっと実現性が高くなったのかな?という印象を受けます。

とはいえ、まだまだ技術開発を行わないと実現にはほど遠いですし、なんだかんだ言ってもそれなりに建設費用もかかりますので(政治的にも問題がある)、実現までの道はまだまだ遠いのが現実なのですが。