「未来放浪ガルディーン」

今日の我が家本紹介はこれです。

「未来放浪ガルディーン」 火浦功著、KADOKAWA刊

紙の書籍は売り飛ばしてしまいましたが、電子書籍が70%オフでしたので、つい買ってしまいました。

主人公を「うる星やつら」の竜之介、サブキャラを「ストップひばりくん」のひばり、そして機動兵器のAIを「究極超人あ~る」のR田中一郎にしたらどうなるかを真面目に追求した作品です。

まぁ著者が火浦功なのでこうなるのは仕方がない。そして途中で書けなくなって放置されたままになっています。もう、続刊は出ないだろうなぁ。

「コワルスキーの大冒険」

今日の我が家本紹介はこれです。

「コワルスキーの大冒険」 高千穂遥著、早川書房刊

クラッシャージョウ・シリーズの外伝第3巻です。ちなみに第1巻は映画版の小説化作品である「虹色の地獄」、第2巻はジョウの父親ダンとダーティーペアが共演する「ドルロイの嵐」です。

外伝第3巻の主役は本編第2巻で登場し、本編第3巻で死んだと思われていた連合宇宙軍重巡洋艦コルドバの艦長であるコワルスキー大佐です。

内容はネタバレになりますので書きませんが、ブラックホールに飲み込まれて死んだと思われていたコルドバは、起死回生のワープとその後の努力でほとんどの機能を失いながらもなんとか生存。コワルスキー大佐をはじめとした乗員全員を居住可能惑星にたどり着かせる事に成功していた、という話です。

クラッシャージョウらしい物語になっていますので、興味があれば是非。

「本好きの下剋上」

今日の我が家本紹介はこれです。

「本好きの下剋上」 香月美夜著、TOブックス刊

第一部の「兵士の娘」編の全三巻が無料になっていたのでダウンロードして読んでおります。実のところ第二部まではアニメ化されていますので、原作で言えば第六巻までのストーリーは知っているのです。とはいえ、原作通りにアニメ化されているかどうかはわかりませんから、キッチリと読むことは重要です。

まだ一巻を読み終えたところですが、ここまでのところは良い感じです。アニメは原作の味をキチンと理解して良く作ってますね。「リアデイルの大地にて」も同じように作って欲しかったなぁ…

「隣の女のおかげでいつの間にか大学生活が楽しくなっていた」

今日の我が家本紹介はこれです。

「隣の女のおかげでいつの間にか大学生活が楽しくなっていた」 エパンテリアス著、KADOKAWA刊

異性との付き合いが苦手な主人公が、これまた異性とは距離を取ってきた同級生からちょっかいをかけられまくる話です。ちょっかいをかけられまくっているウチにだんだん慣れてきて、普通に対応できるようになっていくのが初々しくて良いです。

まぁ何気に気に入っている理由は、私も大学に入るまでは異性との付き合いは大変苦手がったから。高校までは
「頼むから話しかけてくるなよ」
という感じで逃げまくっていたのです。高校時代は帰宅部だったから、話をしなくても大丈夫だったんですよ。

大学に入ってサークルに入るとそういうわけにはいかなくなって、話をしているうちに慣れたんです。なので、この慣れていく感じはよくわかると言いますか…

そういう経験のない人には面白くないかもしれませんね。

「ゼロから始める魔法の書」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ゼロから始める魔法の書」 虎走かける著、KADOKAWA刊

この本では魔術と魔法は別のものとして区別されています。
魔術は魔法陣、生け贄などを用いて悪魔を召還し、悪魔に様々な超常現象を起こさせるもの。
一方魔法の方は「悪魔の契約法則」の略とされていて、悪魔を呼び出すことなく超常現象のみを引き起こす。非常に手軽で習熟すれば誰でも使えるようになるため、危ない技術とも言えます。

魔法の開発者である「ゼロ」が魔法についてまとめた「ゼロの書」が何者かによって持ち去られたため、それを取り戻すための旅を語った本です。

物語はゼロの書の争奪戦から始まり、やがて世界のあり方を問う内容へと発展していきます。詳しくはネタバレになりますので、興味のある方は是非。
ちなみにアニメ化もされています。

「RIO」

今日の我が家本紹介はこれです。

「RIO」 笹本祐一著、富士見書房刊(右は角川春樹事務所刊)

左が旧作で右が改稿された新作。主人公は人造人間で非合法のプロという設定。裏の事情で何とか逃げ切りたいまたは守って欲しいと考える依頼人からの仕事をこなしていきます。

妖精作戦でいうところの平沢探偵のような位置づけでしょうか。最近の著者の作品だとあんまりこういう立場の人っていないなぁ…

「神様のパズル」

今日の我が家本紹介はこれです。

「神様のパズル」 機本伸司著、角川春樹事務所刊

普通の大学生と天才少女が
「宇宙は無から生まれたというのは本当ですか?」
という老人の問いに答えるため、宇宙を作ってみようと奮闘する物語です。

「無から生み出せるなら、まず無を作って…」
など、量子力学のネタをドンドン投入してきます。うまく行くかどうかをシミュレーションでやらせてみたり、新型加速器まで交えてカー・ブラックホールを作るという話にまでかくちょうしたり。

まぁ理論的に正しいのかどうかは別として、登場人物たちがずっと物理学的な議論をしてるってのはすごい作品だな。しかも議論が面白いんだから…あ、それは理系で物理系の人間だけですか、そうですか。

「富士学校まめたん研究分室」

今日の我が家本紹介はこれです。

「富士学校まめたん研究分室」 芝村裕吏著、早川書房刊

とある事件がきっかけで閑職に回されていた自衛隊の研究者が、自動兵器のコンセプトを認めてもらったことで開発を始め…という話。

東アジア情勢、特に朝鮮半島がきな臭いという世界設定なので、それに対応する兵器というあたりがガチな感じです。いまだとむしろ中台関係が危うくなってますので、前提は変わってきていますが兵器としてのコンセプトはいけるんじゃないかな。