「フェザータッチ・オペレーション」

今日の我が家本紹介はこれです。

「フェザータッチ・オペレーション」 柴田昌弘著、新書社刊

昨日「無脳症」の話を紹介しましたが、ふと思い出したのが脳死状態になった孫娘を大型計算機の端末とする事で蘇らせようとした博士の話。

いや博士自体は既に亡くなっていて、人間としては未熟なこの娘を血族の男性のところにやり、同居させることで人間らしさを身につけさせようとしたのです。
この話はその男性を主人公として進んでいきます。

確か2000年くらいには
「人工知能を人間のように育てるには人間と同じボディが必要」
と言っていた研究者がいましたから、この作品はそれを先取りしたようなものになっています。
ネットワークを介して世界中に影響を与えられるのは「Beatless」にも通ずるものがありますね。