今日の我が家本紹介はこれです。
「光路郎」 村枝賢一著、小学館刊
金髪で型破りな英語教師の話。
「先生と呼ぶな、光路郎と呼べ」
を合言葉に、固苦しい日本の教育現場に波乱を巻き起こすのですが、基本は家族の物語なのです。
母親は日本人だけど父親はアメリカ人で、主人公の光路郎には父親の血が濃くでました。一方、妹の方は黒髪で母親の影響が強かった。二人の祖母が光路郎だけを連れてアメリカに戻った父親を許しておらず、妹も英語に嫌悪感があるなど、いろいろと大変な家庭であることが語られていました。
でも村枝さんの作品は、やはりここが原点。こういう家族愛などを描かせると大変上手い。こういう作品を描き続けて欲しいなぁ。