今日の我が家本紹介はこれです。
「アストロバイオロジー」 小林憲正著、岩波書店刊
国内で発行されたこのジャンルの書籍としては最初ではないでしょうか。今でこそいろんな書籍が出ていますが、あの頃はこれしか有りませんでした。
基本的には宇宙における生命の起源について紹介しています。まだまだ分からないことが多かった時代、まずは分かっている範囲でキッチリとまとめてくれています。
ほとんどが太陽系内の話で、隕石からのアミノ酸検出、彗星の成分、そして火星、エウロパ、タイタンまでですね。今ならエンケラドスや、系外惑星の話も出てくるのでしょうけど、この当時だからねぇ…
それと今なら生命の起源について、もう少し新しい知見が出てくるんじゃないかな。