今日の我が家本紹介はこれです。
「「私物化」される国公立大学」 駒込武編、岩波書店刊
この一週間は日本大学のガバナンス問題で騒がれています。私立大学では山梨学院大学の問題なんかも大きく扱われてきましたが、国公立でもいろいろと問題が発生していますよ、という話。
そもそも家族経営企業でも無い限り、トップの暴走を防ぐシステムにしておくのは当たり前で、企業の場合は役員もイエスマンを揃えてはいかんというのは常識のレベルです。
公益に資する団体であればなおのことで、トップは経営委員会が決める、経営委員会の人事はトップの意向が入らないように独立させるというのは常識としてやっておかなければいけません。
この本を見て、どこが問題なのか、どういう風に改革するべきなのかをしっかりと見据える必要があります。