今日の我が家本紹介はこれです。
「星系出雲の兵站」 林穣治著、早川書房刊
遙かな未来、移住先で複数の恒星系による連合体を築いていた人類は、異星人とファーストコンタクトを果たし、戦端が開かれる。
基本的には、異星人の意図を測り、それに対応するようなロジスティックスを構築するのが主眼の作品になっています。ですので、どこでどの様に必要なモノを生産するのか。どういう規格にすれば流用が可能になるのか、などがシリーズを通して描かれます。
もちろん最後の最後に結構な大どんでん返しもあるんですが、それもまたシリーズが進むにつれて伏線が回収されていくという、しっかりとした作りの作品になっています。