「理系白書」

今日の我が家本紹介はこれです。

「理系白書」 毎日新聞科学環境部著、講談社刊

2003年に出版されている本です。我が家のは2006年に出た文庫版ですけどね。
この本、日本の「理系」について様々な角度からまとめられています。目次を見てみると、

第1章 文系の王国
第2章 権利に目覚めた技術者たち
第3章 博士ってなに?
第4章 教育の現場から
第5章 理系カルチャー
第6章 女性研究者
第7章 失敗に学ぶ
第8章 変革を迫られる研究機関
第9章 研究とカネ
第10章 独創の方程式
第11章 文理融合

となっています。そして、もう20年近く経つに、当時とあんまり変わっていないというところに、日本という国の問題点を強く感じます。もちろん変わってきているところもあるのですが、

「大きく変わった」

と自信を持って言えるところが見つけられないですね…

特に第11章なんかは、当時から文理融合が大事だと言われているのに、今になってようやく

STEAM教育

なんてキーワードが大きく取り上げられるという体たらく。そりゃ、ダメだと思うよ、これでは。