今日の我が家本紹介はこれです。
「アメリカ宇宙開拓史」 中冨信夫著、新潮社刊
ゴダードに始まり、フォン・ブラウンが合流し…というところから、アメリカの宇宙開発の歴史を写真も豊富に使いながら紹介していく本です。ただし、まだスペースシャトル全盛の時代に出た本ですので、そこまでしかありませんが。とはいえ、将来の月・火星基地計画や、スペースコロニー計画など、今でもSFに片足を突っ込んでいるような計画まで、当時の最先端を紹介してくれています。
もちろんロケットや有人宇宙飛行のみならず、惑星探査機まで網羅されていますので、1985年くらいまでの宇宙開発の現状をアメリカ側の視点のみで紹介しているというか、軽くまとめてくれているこの本は、それなりに重宝します。もちろん旧ソ連側の資料や、日本の資料などはありませんので、そういうのは別資料が必要ですが。